R2 冬合宿(前編)

謹んで新年のお慶びを申し上げます。1年の山中です。
今回は、12/24(火)~12/30(月)に行われた冬合宿の前半(24日~27日)について、ご報告申し上げます。

1日目 12月24日(火)
法政大学(12:00集合/23:00出発)―――市ヶ谷駅■□■有楽町駅―――東京駅鍛治屋橋駐車場(24:20発夜行バス)===エスカルプラザ(翌6:10着)


大学に早めに集合して、どんどんと増える重量に戦々恐々としながら、個人装備と団体装備の確認をしました。
そして閉校間際に出発。クリスマスイヴの都心を異様な大荷物で闊歩しました。鍛治屋橋駐車場までが長かったキツかった...。
鍛治屋橋駐車場にて出発式
高速バスに揺られること6時間弱、白馬五竜スキー場の玄関口となるエスカルプラザに到着。東京とは比にならないほど寒かったです。
うっすらと雪の積もるエスカルプラザ前


2日目 12月25日(水)
エスカルプラザ(6:10着)←―→サンマルテ+++アルプス360―――遠見小屋ヒュッテ

この日は、白馬村在住の栗田OBとお会いして、今後の予定などを話し合うことから始まりました。その後、遠見小屋ヒュッテを管理なさっているサンマルテさんへ、ご挨拶に伺いました。
毎年お世話になっております
ここから本格的に冬合宿開始です。荷物をまとめなくてはリフトに乗れないため、ひたすらパッキングしました。

ぎっちり詰まったザックを背負って、遠見小屋ヒュッテまで移動します。
荷物が肩に食い込みます

リフトを降りた所から、ワカンを装着して小屋まで向かいます。大荷物であることを考慮して、2往復での移動となりました。
スキー板は横付けして移動しました

小屋に到着後、整理・清掃をしているとサンタさんが来ました。武田準OBが激励に来てくださったのです。
武田準OB、ありがとうございます!
武田準OBの協力のもと、ワカン・アイゼン・スキー板の脱着訓練を行いました。凍る紐、分厚い手袋、積雪それら全てが細かい作業を困難にします。
脱着訓練の様子。
その後、テントの設営して夕食を食べました。なまものを保存できることや、小屋調理のため普段よりも豪華となる食事が、冬合宿の良い点です。

天幕A班であった私は、この夜テントにて就寝しました。やはりテントでの過ごし方も無積雪時とは大きく異なり、雪との付き合いは一筋縄ではいかないと感じた夜でした。
小屋前に天幕。冬の生命線です

3日目 12月26日(木)
搬送訓練・脱着訓練(早朝)
白馬五竜スキー場にてスキー練習(午前・午後)

白馬五竜スキー場のリフトが稼働するまでは、傷病者を布で包み運ぶ搬送訓練と小屋周辺で脱着訓練を行いました。搬送訓練については、事前の講習会でいわれた「100mでも運べる努力」を意識しました。
搬送訓練の様子。実際には起きて欲しくないです


脱着訓練では、制限時間以内にすべての工程をこなすための更なる慣れと経験が必要だと感じました。

リフトが動きだしてからは、ゲレンデでのスキー練習へと移りました。初心者の私は小屋からゲレンデに出るのも一苦労でした。
カニ歩きですら困難でした

スキー練習は、栗田OBと長谷部OBにご指導いただきました。栗田OBには経験者を、長谷部OBには初心者を見ていただきました。

今年の冬は、どの地域であっても積雪量が異常に少なかったようです。そのため、人工雪でないパウダースノーを味わえる白馬五竜スキー場は、非常に混雑していました。
栗田OB、長谷部OB誠にありがとうございました


この日の晩に、H30卒渡辺OBが来てくださいました。練乳の差し入れに五十嵐主将も大喜びでした。ありがとうございます。

反省会を行って、気を引き締めてから就寝しました。
この日を振り返り、明日へと活かします


4日目 12/27(金)
脱着訓練・捜索訓練(午前中
スキー練習(午後)

午前中に行った遭難者を発見するための捜索訓練では、実際に経験しないことには分からないことが多かったです。特にビーコンの性能と特徴は、実地経験を通して初めて把握できました。
捜索訓練の様子。カッコいいですね
前日から強風が予想されていた日でしたが、リフトは動いたため、雪上訓練が終わり次第スキー練習を始めました。この日は全員、栗田OBにご指導いただきました。
非圧雪や強まる風を前に、何度も転倒しました。上達できない焦燥感で心が砕かれそうでした。
スキーは経験あるのみ

その後、小屋周辺の林道を使ってシール歩行の訓練をしました。風が強かったので、スキーの滑走面に雪を付けないようシールを貼るには、良い日でした。

小屋に戻った後は、夕食を済ませて鈴木OBによるロープワーク講習を受けました。一年生は以前にも、日和田山にてロープワーク講習を受けたのですが、やはり使わないと忘れるものでした。
鈴木OB、ありがとうございました

就寝前に明日の見返り坂訓練への士気を高めるために、プレゼント交換を行いました。どの部員もプレゼントに個性が表れていました。
プレゼントの中身と誰に当たるかドキドキでした
ここまでの日程ですら、冬合宿の洗礼を受けて疲労や焦りが出てきていました。
12月28日以降は、冬山登山が始まります。どうなってしまうのでしょうか。後編に続きます。
                                      山中

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