2018年2月11日日曜日

H30年度 春合宿


安達太良の夕日とえこぴょん
春合宿、良かったです!!!

 こんにちは、年間の授業を終えた記念にえこぴょん(法政大学の環境改善活動推進キャラクター)のぬいぐるみを購入し、楽しいえこぴょんライフを送っている1年五十嵐です。今回は平成30年2月3日から6日まで、福島の安達太良山で行われた春合宿の活動報告ブログをお送りします。


2月3日(土)
バスタ新宿(24:35発)===郡山駅(翌5:00着)

 この日は午後に集合して装備の確認などを行い、バスタ新宿まで移動して夜行バスに乗車しました。

 出発前に準OGの遠藤さんから差し入れをいただきました。ごっつあんです!!
チョコレート美味しかったです!!


2月4日(日)行動日1日目 天気:晴れ
郡山駅■□■二本松駅===あだたら高原スキ-場―――勢至平―――くろがね小屋C1

 郡山駅で朝食等を済ませ、ジャンボタクシーであだたら高原スキ-場へと向かいました。スキ-場の脇にある登山口からはシ-ル歩行で進みます。勢至平までは尾根に出るまで若干の傾斜が有りましたが、つづら折れ道でトレースもついているので歩きやすかったです。他の登山客の方とも数回すれ違いました。スノ-シュ-を使われている方が多い印象でした。
分かりやすく歩きやすい道でした
 勢至平を進むとくろがね小屋に到着、テントを設営します。本来くろがね小屋では幕営することができませんが、今回は特別に許可をいただいて幕営しました。午後からは曇り始めて風が強くなってきたので、設営の際は防風ブロックをしっかりと作り対策しました。
先輩方の製作力は凄いです

 冬合宿は天候に恵まれず、視界は白一色といった日が多かったのですが、この日の午前中は風もなく晴れていたので青空と雪原の美しい風景を眺めながら進むことが出来ました。また、前回の小遠見山アタックの際には吹雪でトレースなど無く、自分たちがつけたトレースさえ下山時には跡形もなくなるような状況だったので、今回の合宿でトレースを見たときは私達以外にも冬の山に行く人がいることを改めて実感しました。ところで、安達太良山は火山なので、くろがね小屋のあたりでは硫黄化合物の香りがします。雪が積もっていても火山は活動しているのだと、至極当然ではありますが不思議な気分になりました。


2月5日(月)行動日2日目 天気:曇りのち晴れ
くろがね小屋C1―――蜂の辻―――安達太良山―――五葉松平C2

 今季最強の寒波が到来していると言われたこの数日間、天候によっては計画変更・撤退も想定されていたのですが、朝には幸いにも風が収まり、曇り空のもと予定通り安達太良山に向けて出発しました。斜面は風で雪が飛ばされているらしく、雪というよりは氷のような状態で、岩が露出している所も多くありました。シ-ルの力を信じて滑りにくい斜面を探しながら歩きます。蜂の辻からは尾根上を行きますが、視界が悪かったので慎重に進みました。安達太良山山頂の標識に到着後、三角点のある頂上へはスキ-板を外しアイゼンに履き替えて向かいます。頂上に着くと今までの曇天が開き、青空と太陽が顔を出してきました!!記念写真を撮り、エールを行います。
曇っていますがこの反対側が晴れています
曇っていますがこのさらに右側が晴れています
 その後は五葉松平へ向かって下りました。開けた緩い傾斜だったので、シールを外しての滑走です。晴れて視界も良く、風も収まっていたので気持ちよく滑ることができました。
山スキーの素晴らしさを実感しました
 森林帯に入った後は登山道の目印も多く、トレースもついていたのでそれに沿って進みます。分岐をさらに進むと薬師岳に到着、「この上の空がほんとの空です」と書かれた標柱がありました。これは高村光太郎の詩集「 智恵子抄 」にある妻の智恵子が東京で療養中の際に、「東京には空がない、ほんとの空は故郷にある安達太良山の上に出ている空だ」と言ったという一節から来たものです。
東京に来てからしばらく「東京には空がない」という言葉に共感していた時期があるので、
智恵子氏の語るほんとの空を見ることが出来て良かったです
 ほんとの青空のもと五葉松平へ下り、木で風が防げそうなところを探してテントを設営、ペミカンハヤシライスを作って夕食をとり、就寝しました。 
下る前に尾根から撮影
雪の山と遠くに見える街、美しいです

 冬合宿(前半)ブログをご覧になった方はご存じかと思いますが、筆者である五十嵐は冬合宿で転倒しまくり、関係者皆様にご迷惑をおかけし、スキーの楽しさが良く分からぬままに山を下りました。しかし今回、何故か(おそらく冬合宿での的確なご指導、雪の量、トレース、お天気、ゴーグルの扱い方、その他色々により)スキー技術が向上!冬楽しい!という感情を得ることが出来ました。あらゆるすべてに感謝です。シールで地道に登った山を一気に滑り降りる感覚、とても、凄いものです。今後もスキー板と友好的な関係を深められるよう、修行に務めます。


2月6日(水)行動日3日目 天気:晴れ
五葉松平C2―――あだたら高原スキ-場

同じ雪でも山とゲレンデでは全く違う感じがします
 日の出と共に撤収を始め、ゲレンデのオープン時間に合わせて下山します。ゲレンデまではやや急な傾斜が多く、横滑りを使いつつ下りました。ゲレンデに到着後は解散式を行い、各自休んだりゲレンデで滑ったりして帰りのバスの時間を待ちました。
解散式のようす


 今回の合宿では、全体的にも冬合宿で課題となった点の改善に努めていました。その結果として大きな問題もなく、心配されていた天候にも恵まれて無事に合宿を終えることが出来ました。冬季活動はこれでいったんの区切りとなり、今後は3月合宿や新歓合宿など雪のない場所での活動が続きます。次の山スキー合宿であるGW合宿まではまだ間がありますが、現1・2年が中心になると思われるので、冬合宿に加えて今回の合宿での経験も生かせるようにしたいと思います。

春合宿、良かったです!!!

2018年1月25日木曜日

H30年度 冬合宿(後半)

こんにちは。1年の佐藤です。
遠見ヒュッテを拠点として行われた冬合宿の、後半(12月27日~12月30日)の活動記録をお伝えします。

12月27日(水)
見返り坂ふもと(幕営地)ーーー遠見ヒュッテ←―→白馬五竜スキー場

衰えることを知らぬ勢いで雪が降り続ける、見返り坂ふもと。就寝前から嫌な予感がしていた人は、実はいたのではないでしょうか…。僕は、寝ながらテントの側面を足で押して、テントに積もった雪を落としていたのですが、もちろん眠りに落ちてしまえばもう何もできません。夜中にふと目が覚めて思いました。なんか狭い。足でテントの側面を押してみても、押せない。明らかにおかしな状況ですが、不覚にも僕はまた眠ってしまいました。そして、起床時間より少し早めの4時30分頃、両方のテントで全員が、異変に気が付いて起き始めました。テントの中を見渡してみると、寝る前の半分近くの狭さになっていることがわかりました。どうにかまず、1人だけ外に出てもらってテント内に余裕を持たせると同時に、外の雪を除去しようと思ったのですが、1人ではどうにもならない雪の量だということで、結局全員外に出てテントを掘り出す作業を開始しました。かなりの量の雪に埋もれて、テントの四隅を発掘するのがとても大変でした。これからの冬期活動では同じようなことにならないよう、夜中にテント周りの雪かきをしようと思います。(できればやりたくないですが…)


寒く、雪の降る中、無心で掘削します。

全員で協力して、なんとかテントとフライを片付け、次はパッキングをします。ちなみに、いくつかのポールは弓のように曲がり、中には見事に折れてしまったものもありました。何でもいいからとにかくザックに詰め込んで、スキーを履いて出発します。小屋に着いてから、温かいものを飲み行動食を食べて、休憩しました。その後、途中参加の3年清宮さんと長谷部OBが合流し、スキー練習を行いました。残念ながらこの日も天気が悪く、強風や視界不良が付きまといました。僕は、初めてグランプリコースに出向いたのですが、視界が真っ白で何も見えず、ビビりながら滑っていました。幸い、軽装であったのと雪が深かったおかげで、転ばずに滑れました。しかし、スキーは天気が悪いと、こんなにも爽快感が薄れてしまうものなんだなぁ、と感じました。長谷部OBには、1年五十嵐と2年中本さんの指導をしていただきました。
白くて何も見えず。風も強かったです。

スキー練習を終えて、小屋に戻ってから僕は着脱テストを行いました。5回くらいやった時、あと数秒早ければでクリアだったという記録が出て、発狂しました。その後も何回か挑戦しましたが、結局この日にはクリアできませんでした💢。

12月28日(木)
遠見ヒュッテ←―→見返り坂←―→標高1892m地点(予定では、小遠見山【2007m】)

冬合宿の一大イベントである、小遠見アタック。計画では全装でアタックする予定でしたが、数日前からチェックしていた天気予報、また前日に作成した天気図から、天気が荒れることがわかっていたため、軽装での決行となりました。お許し下さい。出発前に因縁の着脱テストを行いました。ウォーミングアップのつもりで気を緩めてやったら、1回目でクリアできました!慣れてきていたのもありますが、意外とこういうのは気張らない方が上手くいくのかもしれませんね。その後、全員ワカンを履いて出発しました。先頭は2年生と1年生が交代で務めました。1年生はラッセル初体験。ラッセルする人と、後ろに続く人のキツさの差がめちゃくちゃ大きいと感じました。だからこそ、大人数で交代制にしているわけですね。
 

平野さんによる豪快なラッセル。

雪が胸の高さより高く積もっている所も多く、なかなか進めません。脳内BGMはもちろん、軍歌「雪の進軍」です。稜線に出てからは、ラッセルのキツさだけでなく、強風も加わりました。ここからは、3年生もラッセルに参加してくれました。進むのが遅くて、後ろの方で退屈していたみたいです。申し訳ありませんでした。

強風が吹くと辛さが倍増します。

そして引き続き、懸命に前を目指しますが、小遠見山の到着目標時刻12時を過ぎてしまい、標高1892m付近の地点で引き返すことになりました。非常に悔しかったですが、雪が多い年ではそういう事態も起こり得る、という覚悟を持つ必要があるということを学びました。

12月29日(金)
遠見ヒュッテ←―→白馬五竜スキー場←―→Hakuba47スキー場

とうとう冬合宿最後の行動日です。同時に最後のスキー練習ともなりました。この日は朝から、栗田OBと河田コーチがお越しになり、栗田OBにはゲレンデでスキーのご指導をしていただきました。滑り始めると、すぐに栗田OBから喝が入ります。でも、栗田OBの仰ったことを意識して滑ってみると、自分でも改善されたことがわかるのです。この日は、1年生の2人と中本さんを中心にご指導を頂きました。


 緩いコースを何回か滑った後、白馬五竜スキー場と隣接していて、自由に行き来ができるHakuba47というスキー場に行きました。2つのスキー場は繋がっていて、スキーで滑って移動することができるので、長距離の滑走を楽しめます。


写真だと伝わりにくいですが、この日は天気が良く、
下の町や遠くの山々まで、綺麗な景色を見渡すことができました。
Hakuba47でじっくり練習して、白馬五竜スキー場に戻ろうとしたところ、強風のためリフトが運転を停止していることが判明しました。そこで、Hakuba47の一番下まで下りて、そこからバスでエスカルプラザに向かうことになりました。この時、林道の下山ル-トを滑って下りましたが、これがとても面白かったです。バスとゴンドラでアルプス平まで戻って、そこで遠藤準OGが合流されました。白馬五竜のリフトも止まっていたので、シールを装着して遠見ヒュッテまで戻ることになりました。長谷部OBと河田コーチも合流してから、栗田OBの提案により、全員で遠見ヒュッテ近くの「地蔵の頭」という小高い地点に登って、そこから滑って練習することになりました。

地蔵の頭で集合写真。
遠藤さんに撮っていただきました。


そこから、圧雪されていない斜面を楽しく滑りました。とても急な斜面ばかりでしたが、軽装だから全然問題ないだろうということで、思いきり滑って転びまくりました。











練習を終える頃に、望月準OGが来られ、少し滑っておられました。その後、小屋に戻ってから部員達は、夕食と忘年会の準備に取り掛かりました。

最後の夕食は鍋でした。
夕食と忘年会には、吉原OB会長・栗田OB・長谷部OB・毛藤コーチ・河田コーチ・遠藤準OG・望月準OGがお越しくださいました。差し入れもたくさん頂きました。ありがとうございました。

望月準OGが持ってきてくださった馬刺し。
夜も深まり、寝る人は寝て、楽しいお話が尽きない方々は話し続け…自然に忘年会はお開きとなりました。僕は一度は寝たのですが、聞こえてくる歌声に目覚めました。そして、OBの方々と一緒に、ワンゲル部歌「北岳の歌」を始めとする山の歌を歌いました。歌はあまり得意ではないですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。また、「北岳の歌」を覚えることもできたので、良かったです。

12月30日(土)
遠見ヒュッテーーーエスカルプラザーーーホテルサンマルテ(解散)

前日の夜、寝るのが遅かろうが起きる時間は変わりません。5時に起きて朝食を作ります。朝食と言っても、この日は吉原OB会長に頂いたボンカレーだったので、米を炊くだけでOKでした!吉原OB会長、ボンカレーをいつもありがとうございます!帰る前に小屋の内外の掃除をしたり、整備をしたりしました。それから、少なくなった薪を補充するために1・2年生全員で薪を切りました。小屋を出て、全員で記念撮影をし、いよいよ滑走下山をします。


練習の時にも滑ったグランプリコースを再び滑ったのですが、荷物が全装だったので、練習の時とは話が全く別でした。思うように制御できず、何度も転んでしまいました。途中、石井副監督とご家族が合流されました。



この日はとても天気が良く、他のスキー客も多かったです。
その後も、急な斜面をボーゲンでじりじりと滑り、やがて林間のコースに辿り着きました。林間のコースは傾斜が緩やかで滑りやすいですが、幅が狭いため、人にぶつからないように気をつける必要がありました。


林間のコースが終わると、ゴールのエスカルプラザが見えました。幅が広くて比較的緩やかな斜面を、人を避けながらどんどん滑っていきました。調子に乗ってけっこうスピードを出したのですが、なんだかこの時、とても爽快でハッピーな気分になりました。合宿最後の滑りであるということから来る、開放感だったのでしょうか。エスカルプラザに着き、荷物を整理しました。一週間ぶりに運動靴を履いて、足がとても軽く感じました。また、この時に長谷部OBからスキー靴とたくさんのシュラフ用のシーツを頂きました。ありがとうございました。


エスカルプラザを出て、ホテルサンマルテに向かいました。というのも、例年そこでお風呂に入らさせていただいているのです。解散式を行ってからお風呂に入り、その後は各自帰宅となりました。

清々しい白馬の午後、神城駅。
合宿を終えた達成感と、大黒食堂のカツ丼。
(食べかけで申し訳ございません。)
この冬合宿では、冬期活動における知識や技術と共に、冬期活動の大変さを学習することができました。そして、スキー指導や忘年会のため、遠見までお越しくださったOBの方々、本当にありがとうございました!
それでは皆さん、くれぐれもお体にお気を付けてお過ごしください。

2018年1月1日月曜日

H30年度 冬合宿(前半)

遠見ヒュッテから見る日の出

明けましておめでとうございます!!
本年も法政ワンゲルを宜しくお願いいたします!!

 年賀状よりも早く冬合宿の活動記録をお伝えする1年五十嵐です。よろしくお願いします。
 私達は平成291223()1230()8日間、白馬五竜スキー場の法政大学遠見ヒュッテにて冬合宿を行いました。このブログは前半の23日~26日についての記録になります。後半は1年佐藤君が担当しておりますので、更新をお待ちください。

1223日(土)
市ヶ谷駅■□■有楽町駅(24:20発夜行バス)===エスカルプラザ(翌6:10着)

 この日は大学に集合し装備の確認と出発式を行ったあと、市ヶ谷駅から地下鉄で有楽町駅まで移動し、鍛治屋橋バスターミナルから夜行バスに乗車しました。
何時ものトラック前で記念撮影
 冬の活動で特徴的なのは荷物の多さです。スコップとワカンに関してはパッキング美学における挑戦状だと感じました。しかし入れなければならないのでゼロポイントスーパーエクスペディションパックの包容力を信じて詰め込みました。
倉庫の中で待機するザックの皆様
 学校を出る際に為村OBと途中入山になる清宮さんからケーキと飲み物の差し入れをいただきました。ありがとうございます!

1224日(日)
エスカルプラザ(6:10着)←―→サンマルテ+++アルプス360―――遠見ヒュッテ

 早朝に白馬五竜スキー場テレキャビン山麓駅のエスカルプラザに到着、朝食やパッキングを済ませた後は小屋の鍵を管理していただいているホテルサンマルテへ伺い、小屋の鍵と荷物を受け取りました。いつもありがとうございます。
いつもお世話になります
 テレキャビンに乗車し、到着した山頂駅のアルプス360からはスキー板にシールを装着して遠見ヒュッテまでシール歩行で向かいます。小屋の清掃後は、ビーコン・ゾンデ・スコップを用いた捜索訓練、スキー・アイゼン・ワカンの着脱訓練などの雪上訓練を行いました。また、この日は小屋の前でテントを設営してスノーフライや竹ペグの取り扱い、防風ブロックの作成などを実習し、天幕A班がテントで就寝しました。
案の定、転倒しました
 アルプス360から小屋までシール歩行で登っていく以上、サンマルテで受け取った荷物はすべてザックの中に入れなければなりません。包容力を信じて詰め込んだザックにさらに力の限り詰め込みました。おそらく今まで背負ってきた中で一番重いザックだったと思います。
小屋の2階に積雪を確認(隙間から入り込んだようです)
雪上訓練も行いました
 A班だった私は天幕となりました。雪の上でテント泊をするのは初めてだったのですが、そこまで寒いと感じずに寝ることが出来ました。おそらく、大きな大きな体積が信頼を物語る冬用シュラフという素晴らしい山道具のおかげです。

1225日(月)
白馬五竜スキー場にてスキー練習

 ゲレンデがオープンするまでの間、1年生は着脱訓練を行いました。オープン後はアルプス360まで滑走し、スキー指導に来ていただいた長谷部OBと合流、スキーを教えていただきました。しかし天候が悪化しリフトも停止してしまったため、施設内でスキーの技術に関するお話を伺いました。その後はシールを装着して小屋まで移動し、小屋にてロープワークの技術や昔のワンゲルの様子なども伺いました。
長谷部OB(中央右)からご指導いただきました
様々なお話をしていただきました
長谷部OBが帰られた後はロープワークの実習や搬送訓練を行い、風が収まってきたので前日と同じようにテントを設営、この日は天幕B班がテントで就寝しました。A班とB班に分けた全員が小屋前で冬のテント泊を経験することで、翌日26日の見返り坂ふもとでの天幕に備えます。
被搬送歴2年のベテラン平野さん
前日よりも防風ブロックは強固にしました
 スキーがろくにできない私は長谷部OBからスキーの基礎を教えていてだきました。また、板の構造やビンディングの変遷など、今まであまり詳しくなかった分野の知識を知ることが出来ました。かつてのワンゲルのお話などもとても興味深かったです。ありがとうございました!!
この日の夕食はペミカンシチュー
小屋での調理はLPガスを使って大鍋で作ります
手前の雪を奥の鍋で溶かします
 小屋では発電機を使っているのでテント泊の時よりも遅くまで活動できます。そのため食後は暖炉で使う薪を切ったり、雪を溶かして水を作ったりします。今まで水は「汲むもの」だと思っていたので、このように溶かして「作る」のは面白いなと思いました。

1226日(火)
遠見ヒュッテ―――見返り坂ふもとのコル←―→見返り坂(全装シールで1往復)

 前日に引き続きゲレンデがオープンするまでは、制限時間をクリアするまで1年生に着脱訓練が課されます。オープン後はシールを装着し、全装で見返り坂のふもとまで移動しました。到着後はテント設営に加え、滑落停止や懸垂下降を実習しました。この日は全員で天幕就寝となります。
板の沈み具合から察していただけると幸いです
板が雪から出せない・立ち上がれない・ザックが背負えない
それでも転倒したら自力で立ち上がるしかありません
 見返り坂まではゲレンデ外のため、前日まで降り積もった非圧雪のフワフワ雪の上を進むことになります。全装で。スキーが下手な私はシール歩行で進もうとしても滑る、沈む、曲がろうとして転倒、何もしなくても転倒、転倒、転倒……。この日と翌日の二日間が冬合宿で特にきつかったです。全装はつらいです。つらすぎて「全装じゃなかったら何でも出来る」という謎の思考が誕生しました。
懸垂下降などの訓練も行いました
そして雪は降り続けます
 この日の夕食はペミカンを使ったハヤシライスで、自分が作ったペミカンを食べました。食材を刻むこと1時間、炒めること2時間、思い付きでゴボウも入れてみたのでどんな味になるのか不安だったのですが、美味しく出来たので良かったです。雪に埋もれて折れかけた心が若干立ち直りました。
写ルンですで撮影
矢野さんからピースをいただきました

 以上が冬合宿前半の活動記録となります。冬の山は今まで体験したことがなかったので、一つ一つの活動がとても新鮮なものでした。前半は天候にも恵まれず精神面・体力面でもきつい場面が数多くありましたが、終えてみるとその分成長できたのではないかと思います。
 と、綺麗事を述べてみましたがやはり最終的には気合と根性で乗り切るしかないというのがこの合宿で出した結論です。2018年も気合と根性で何とか乗り越えたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。


 1年五十嵐
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