R6 アラスカ遠征合宿 後半


こちらはこちらではアラスカ後半8月23日〜9月5日までの4章5章6章をお届けします。前半のブログをご覧でない方は是非ご覧ください!!

皆さんこんにちは!!2年の吉田です。

今回はアラスカ遠征のブログの第4章 8月23日〜26日までの活動の様子についてお伝えしていきたいと思います。

行程

8月23日 休養日 Sheep Lake (C7) 

8月24日 Sheep Lake(C7) ー Goat Creek ー Tanada Lake(C8) 歩行距離:19.9km

8月25日 Tanada Lake(C8) ー Tanda Lake Trailhead(C9) 歩行距離:18.9km

8月26日 Tanda Lake Trailhead(C9) ー Nabesna Road ー Dead Dog Hill Primitive      Campground (C10) 歩行距離:9.6km

8月23日 休養日

この日はこの合宿で初めての休養日です。全員前半の行動の疲れがあり朝は10時起きになってしまいました🌅みんなそれほど疲れが溜まっていたんですね・・・

12時くらいから朝食をとり始めました🍚この時の天気は晴れており湖を見ながら優雅に食べる朝ごはんは最高でした!!

この景色を見ながらBreakfastなんてとても優雅ですよね!!🍳

朝ごはんを食べ終わった頃、Tanda Lake の方向から後半分の食料を運んできてくれる水上飛行機✈️がやってきました。飛行機が接岸し、パイロット食糧を受け取りました。久しぶりに隊員以外の人と話ができ、この時ものすごく感動してしまいました笑 また、水上飛行機のパイロットであるスコットさんがとても親切な方でなんと無料で不要となった前半の行動で出てきたゴミを回収してくれました。とってもありがたかったです。Thank you,SCOTT !!

自分は将来この時本気で水上飛行機パイロットになりたいと思ってしまいました笑

食料を受け取った後は各自自由時間となり、湖で体を洗ったり、魚釣りをしたり、湖の周りを散策したり、昼寝をしたり、それぞれ休養日を全力で楽しみました。

夕方になると雨が降り始め、テント内で過ごすことになりました。なんとここで川島先輩が昼間の間に湖のそばに多く実っていたブルーベリー🍒を大量に摘んできていて、なんと日本から砂糖を持参してきていたため採りたてブルーベリーでジャムを作っていました。みんな一口ずつもらいましたが人生で食べた中で一番おいしいジャムでした。山で食べるジャムが食べることができるなんてとってもオシャレですよね!!

ワンゲル生活でこんなクッキング初めてでした!!

このように充実した休養日となりあっという間に時間が経ってしまいしたが、
前半の疲れもとれ後半に向けてしっかりと準備することができました。

8月24日

Sheep Lake(C7) ー Goat Creek ー Tanada Lake(C8) 

歩行距離:19.9km 行動時間:8 時間 38 分 天候:曇り時々雨

いよいよ後半戦が始まりました。朝4時に起床して、6時には出発しました。この日は後半分の食料が増えたことにより明らかに一昨日よりも荷物が多くなっており荷物を背負うのも一苦労でした。しかしこの日は前半と同じルートであったことやほんの少しではありますが緩やかな下り坂であったため行きよりもスムーズに歩くことができました。

渡渉ポイントも日本で訓練合宿を行なっていたため、問題なく越え、前半でも歩いたトレイルに合流することができました。やはりトレイルに出ると人が通った踏み跡があるという安心感や嬉しさが込み上げてきます。前日の夜に雨が多く降っていたこともありトレイル上は前半よりも沼が多くありとても歩きづらく、休養日に乾かした靴や靴下も全員びしょびしょになってしまいました😭

訓練合宿で行った練習が生かされる場面でした💪

14時ごろこの日のキャンプに到着。渡渉や湿地を歩いて濡れた足や靴を乾かすために火を起こしました🔥幸い付近には流木が豊富に転がっており薪には困りませんでした🪵

焚き火をしているとその日の疲れなんて忘れてしまいますよね!!

本来であれば次の日C5である山を登るはずでしたが、隊員の疲労や、先輩の膝の故障があり山を登り12時間ルートを歩くということが危険であると全体で判断したため、そのままTanada Lake Trail を歩くことを選択しました。しかしトレイルはレンジャーからぬかるみがひどいと酷いと聞いていたため覚悟をして次の日に備えました💪

8月25日

C8——Tanada Lake TrailheadC9

歩行距離:18.9km 行動時間:7 時間 30 分 天候:曇り時々雨

この日も4時に起床6時出発しました。出発する直前、キャンプ地に猟銃の銃弾が落ちており改めてここは日本ではなくアメリカなのでなと感じました🔫

銃弾を拾いこの笑顔😆

Tanda Lake Trail を歩き復路で下ってきた斜面を通り過ぎ、初めて通るルートを進み始めました。最初は地面もしっかりとしておりバギーの踏み跡もありとても歩きやすかったですが、ぬかるみがひどい場所はバギーの轍が消え、その度にトレイルから外れてしまいました。バギーの轍が縦横無尽に走っているため正式なルートかどうか定かではありませんでしたが、不安に駆られながらも轍が濃いところを進んでいきました。沼地ということもありとても歩きづらかったですが、この日を歩けばロード上に出ることができるということもあり残っている力を振り絞って全員歩きました。

なんかThe beatlesのアルバムジャケットみたいですね笑(ワンゲルver)

ルートの終盤でバギー🚗に乗り銃を携えて 獲物を探している二人組のハンターに遭遇し、ゴールが近いと実感し始め自然と全体のペースも上がっていきました。この私たちは、沼地を一苦戦しながら生懸命歩いているのにも関わらず、バギーはスムーズに進んでいることに怒りを覚えました😡

今でもこの沼地を見るとトラウマが蘇ってきます😨

Tanada Lake Trailheadに到着するとロードを拝むことができ安心感でなのか、腿を上げる動作が多かったため筋肉痛のような疲労感がここできました。

8月26日

C9——Nabesna Road——Dead Dog Hill Primitive Campground C10

歩行距離:9.6km 行動時間:2 時間 15 分 天候:晴れ時々雨 

この日はルートをTanada Lake Trail 経由に変更したことで行程が一日短縮され、余裕ができたことや前日までの疲労もあり、この日は10時に起床、13時に出発しました。距離が短い上にロード上を歩くということであったためスムーズに進むことができました🦵

やはりロード上は歩く速度が違います🚶

この日の幕営地にはトイレ🚽やごみ箱🗑️、焚き火スタンド🔥が設置されておりここで、後半分に出たゴミも捨てることができ荷物も一気に軽くなりました。またこのキャンプ地から電波が入るようになり、LINEやTwitterを見ることができ、一同歓喜でした📱😆やはり私は、現代っ子であるといことを改めて自覚させられました笑

この日でなんと総歩程距離200キロを達成!!🎉🎊

いかがでした。自分は後半戦の中ではここがいちばんのメインどころではなかったのではないかなと思っています。足の怪我やトラブルもたくさんありましたが自分の中では、今回の合宿間違いなくNo.1・:*+.\(( °ω° ))/.:+の合宿であると自信を持っていえるものであったと思っています。
続いて5章に続きます。
まだまだアラスカでの濃い物語が続きますのでぜひご覧ください!!



皆さんこんにちは、2年生の下嶋です。

さて、今回の記事では、R6年アラスカ遠征合宿の、章立てで言うと5番目に当たる、8月27日〜8月31日の内容を紹介していきます。約2週間近く続いた合宿もいよいよ終わりに近づき、アラスカの自然や文化を最後まで満喫する日々でした。それではご覧ください!

行程)8月27日 C10 Dead Dog Hill  Primitive Campground〜Nabesna Road〜C11 Rufus Creek Camp Ground

8月28日 停滞日(Rufus Creek Camp Ground)

8月29日 予備日(同)

8月30日 C11〜Nabesna Road〜Slana Ranger Station====Friendly Cove B2

8月31日 B2◀️=▶️アンカレッジ中心市街(ダウンタウン)


-------------1日目--------------------------------------------------------

この日は、C10のdead dog hill camp groundからC11のrufus creek camp groundまでの移動が中心でした。朝の7時に出発し、途中で何箇所か休憩を挟みながら、13時20分にC11に到着しました。天気は日中は雲量が多く曇り気味でしたが、夜には天気が回復しオーロラを見ることができました。

2日目

停滞日ということもあり、各々のメンバーが自由にアラスカの自然を楽しんでいて、昼くらいまで寝ている人もいました。食事する場所はこんな感じでした↓


先輩方の中にはブルーベリーを摘んできて、再びジャムを作っていた人もいました。k先輩は残しておいたという行動食の黒糖を使ってジャムを作っていました。一口いただきましたが、めっちゃ美味かった!これも近くで摘んできたそうです


日中は晴れている時間もあったので、貴重な晴れ間を利用して川で水浴びをして全身を洗う人もいました。絶対気持ち良かったですね~ 基本的にアラスカは曇り空が多いイメージがあるのですが、その分こういう晴れた日は最高ですね😍

部の団体装備である太陽光充電機もフル活用しました。この頃は皆スマホの電池残量が少なくなっていたのでありがたく利用しました。

夜焚き火🔥をしていたところ、聴きなれない言葉を話す人達がキャンプ場に車でやって来ました。どうやらモンゴル人らしく、ハンティング目的だとのこと。しばらくするとまた狩りに出かけ、銃声が聞こえました。その後鳥を捕まえていたので、食うんだろうなと思っていたら塩コショウがないらしく、貸しましたが見返りはありませんでした…この日は残念ながらオーロラは見えず。

3日目

この日も1日中テン場で停滞し、焚き火をしながらボーっと過ごしていました。日本に帰ったらなんの料理を食いたいかみんなで考えました。しかし、気が早いせっかちな部員はアンカレッジに着いたら何を食いたいかまで喋っていました。もちろん自分はせっかちな方の人間です。

昼頃に南部のキーナイ半島からやって来て、ハンティングをするというアメリカ人家族がキャンプ地に来ましたが、すぐ去っていきました。ロード沿いという事で、バギーを牽引したでっけえキャンピングカーが時折通り過ぎます。やはり皆車で来るんですね(当たり前か)

夕食をとった後は焚火の周りを囲んで他愛のない話をして、最後の夜を過ごしました。最後の夜なので何とも言えない気持ちになりました。

           最後に滞在したRufus Creek のキャンプ地風景

    同キャンプ地はナベスナロード沿いにあり、延々とこのような景色が連続する

                 Slanaから6マイル

4日目

さあ、いよいよ合宿のゴール地、スラナのレンジャーステーションを目指し出発します。朝6時に起きてテントを畳もうとしたら、なんと霜が張ってました!約一ヶ月前と比べ、明らかに気温が低く寒くなったことを実感します。

天気は…快晴!合宿中最高と言っても良いです!人っ子一人もいないロードを歩いてゆきます

         ザックを背負ってロードを歩く姿がみられるのも今日で最後

歩いていると、木々の隙間に遠く、雪を抱いた巨大な山体の山が見えてきました。あれがサンフォード山(4949m)です。40年以上前に法政大学のOBの方々が登られましたね。この雪だらけの斜面をどう上ったのか想像もつきませんがとにかくすごい!


合宿最終日にして遂に、雲一つない姿を目に焼き付けることができて、感動しました!


 少しずつ紅葉も進んできました。アラスカらしい、美しい湖沼の風景に癒されますね

 
行きで渡ったときの記憶がほとんどないSlana Riverに架かる橋。快晴でサンフォード山も見え、絶景でした!

10時前に、レンジャーステションに到着しました。お世話になったレンジャーの方にお礼を述べ、余田先生と合流しました。↓レンジャーステーションの外観です。お洒落な感じです

レンジャーの方はとても親切で、お茶を振舞ってくださりました、動物についての話もしてもらいました。
この後は、行きと同じルートをアンカレッジ方面にひたすら進みました。


      車から見えた、雄大なサンフォード山。見る方向によっては火山だと実感できますね

途中でGllennallenという地域にある、ランゲルセントエライアス国立公園のビジターセンター(wrangell・Saint-Elias National Visitor Center)を訪れました。多くの観光客が来館していましたが、多くの人々はおそらく国立公園のビジターセンターで終わりで、トレイルはしない様子に見えました。ビジターセンターでは国立公園に関する展示が充実していて、動物の毛皮を触ることもできました。

その後は車で行けるアラスカ最大の氷河といわれる、マタヌスカ氷河を観察しました。非常に長く雄大な氷河で、道路からもその姿を目にすることが出来るのですが、展望台からだとより近くに渓谷と山々が迫ってきます。マタヌスカ川の源流で、谷部分はかつては氷河に覆われていたそうです。


最後に数日間滞在することになるフレンドリーコーブという、一軒家貸し出し式の宿に着きました。

5日目

8月最終日です。2週間にわたる合宿の疲れもあり、午前中は寝たりしてゆっくり休養しました。

 

午後に余田先生の車でアンカレッジのダウンタウンに皆で観光しに行きました。ダウンタウンではアラスカある、海鮮料理のレストランに連れて行ってもらいました。ごっつぁんです!!


 以上が自分のブログ記録となります!最後まで読んでいただきありがとうございました!今回の合宿は国内と違ってすべてが目新しく、紹介するとどんどん良い所が出てきて、いつまでたってもブログを書き終えられないんじゃないかと感じるほど充実していました!他の人のブログもぜひ読んでくださいね!

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こんにちは!主将の増渕です。

長く続いたアラスカ遠征のブログも今回で最終回!アラスカの原野での活動はすでに終了していますが、帰国まで充実した日々を過ごすことができました。
どうぞ最後までお付き合いください^^


【行程】

9/1   B 2(Friendly Cove) ⇐=⇒アラスカ野生動物保護センター

9/2   B 2⇐=⇒ポーテージ氷河

9/3   B2===アンカレッジ国際空港+++バンクーバー国際空港

9/4   バンクーバー国際空港+++

9/5   +++成田国際空港


9/1   B 2(Friendly Cove) ⇐=⇒アラスカ野生動物保護センター


この日は宿泊していたFriendly Coveから、アラスカ野生動物保護センターを見学しに行きました!この施設はアラスカで傷ついた野生動物などの保護が目的のようで、日本の動物園よりも広い敷地でのびのびと動物たちが生活していました!



↑ぐりずりー

残念ながら合宿中に大型動物と出会うことはほとんどなかったので、その分保護施設センターでアラスカの生き物を観察させてもらいました👀

一番のお気に入りは棒で遊ぶクロクマです!柵越しだとかわいいけど、こんなのと出会わなくて本当に良かった、、、





9/2   B 2⇐=⇒ポーテージ氷河


アラスカ滞在の最終日はクルーズ船に乗って、Friendly Cove近くのポーテージ氷河を見学しました!



ド迫力の氷河

俳優気分で撮影笑

ちっちゃく流氷も浮いてました!


氷河クルーズの後は金鉱跡を再利用したお土産屋さんに寄りました。


自分はこの時買った狐のしっぽが一番のお土産になりました!






9/3   B2===アンカレッジ国際空港+++バンクーバー国際空港


いよいよ帰国のためにアラスカを発つ日になりました。アラスカと別れる名残惜しさと、日本に帰れるという嬉しさを胸にいざ出発!

Friendly Cove前にて

まずは経由地のバンクーバーに向かいます。

街の明かりが見えた!

バンクーバーには夜に到着し、その日は空港で一泊しました。

ステビならぬエアビ



9/4   バンクーバー国際空港+++

9/5   +++成田国際空港


出発はお昼だったので何人かは早朝のバンクーバーを観光してきました!大分久しぶりの都会なのでなんだか不思議な気分でした。


まだ誰もいない

街全体がキラキラしている


港町ということもあり、なんだか横浜と似た雰囲気を感じました。治安もよさげで将来移住することがあったらバンクーバーも良さそうなんてことを話してました笑


そしていよいよ飛行に乗り込み、日付をまたいで5日に成田に到着しました!

到着後は解散式をして、各々懐かしの我が家へと帰りました。

最後の集合写真





長編となりましたが、アラスカ遠征合宿のブログはいかがでしたでしょうか?


この遠征のために本当に長い時間をかけて準備をしてきました。充実した合宿になったことはもちろん、最終的に大きな事故や怪我もなく無事に帰ってこれたことが何よりの成功だと思います!

また、その成功に至ったのは自分たちの力だけではありません。Friendly Coveに着いてから様々なサポートをしてくださった余田先生や、いつもご指導してくださっている役員陣、合宿のために寄付をしてくださったOBOGの皆様をはじめとして本当に多くの人に支えていただいた合宿でした!まさに、法政ワンゲルだからこそできた合宿だったし、改めて入部してよかったと思いました。

このブログを書きながら、今もアラスカの大地にはあの時と同じ風が吹いているのか、自分たちがつけた足跡はまだ残っているのか、そんなことが胸をよぎりました。きっとこの先も、あの時に見た景色は忘れません。またいつかアラスカに帰れる日まで、大切に胸の中にしまっておこうと思います。



(p.s. 入部を考えている人へ
アラスカ遠征のように、法政ワンゲルだからこそできることがたくさんあります!きっと引退が近づく頃には、この部活でよかったと思えるはずです!あなたもぜひワンダーフォーゲルの世界へ!)

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