H22年度 春合宿

皆様こんにちは、一年浅沼です。

今回は予備日含め、3月15日から3月29日の期間に於きまして
尾瀬 至仏山・燧ケ岳一帯にて、春合宿を行いました。

冬季合宿の総決算とも言うべき春合宿…
尾瀬の広大な自然は我々の予想をはるかに越えておりました;;

予備日を使うことはありませんでしたが、
とにかく法政大ワンダラー6名の奮闘ぶりをご覧下さい。



初日は群馬県の沼田駅から麓の戸倉までバスで移動。
ご覧のとおり尾瀬までの道は冬季封鎖中…


いよいよここからアプローチに入ります。
雪が付いていないので、最初だけスキーは手持ち…


導入部。傾斜はそれほどありません。
スキーを履いてガツガツ進んでいきます。


徐々に山道っぽく変わってきました。
道もうねうね蛇行してます。

初日のゴール・津奈木橋に到着。
尾瀬ヶ原はまだ遠いですが、今夜はここで天幕です。


二日目。天気はどんより…
今日も尾瀬ヶ原目指して必死に峠を進んでいきます。


3時間弱で鳩待峠に到着。
内心足の裏の痛みで泣きそうになってました…汗


ここからはしばらく下り道。
しかし木々や雪のせいで意外に進めず…


沢沿いに下りるも道を誤り、あたふた…転倒者も続出…
私も見事に頭から雪面に突っ込みました(苦笑


スノーブリッジでは杉崎さん転倒で
あわや転落の危機…
今思うとかなり危ない場面でしたね…


ゴールの“山の鼻”まであと少し。
最後の一本で英気を養います。

杉崎さんは大地から
エネルギーを吸収しているようです^^;


ようやく到着し、すぐさま小屋脇の広場に天幕。


丁度同じころ、謎のオジさま方がヘリで飛んでいきました。
「冬は尾瀬を休ませたいから、あんま
      キャンプとかしないでくんないかい?」
と注意を受けましたが、よっぽどヘリの爆風のほうが
自然荒らしてませんか?…汗


とにかく翌日は至仏山へのアタック。
登頂への想いをはせ、一夜を過ごします。


3日目。天気はぼちぼち。
予定通り至仏山へのアタックを開始します。


一本で樹林帯のピークに到着。
ここで弱層テストを行ったのですが…


結果…
手の力だけで円柱がスパン…
連日の高気温がたたり、見事な弱層が形成されていたようです…


志半ばで撤退を決意。
しかし無念の撤退ではありません。あくまで戦略的撤退です。( ̄^ ̄)

この想いは2日後の燧ケ岳にぶつけましょう。

有り余った時間を休息に充てます。


4日目。この日は尾瀬ヶ原を抜けて長蔵小屋を目指します。
全行程中最も長い距離を移動する日…
この日が今合宿でもっともキツい行程だとはまだ知る由もありませんでした…

スタートからしばらくして最初の難関。
スノーブリッジが一切かかってなかったため、
金属レールを恐る恐る通過。


しかし天気は好天。
まだ部員の心も意気揚々♪
内田さん至仏をバックに直立!


尾瀬ヶ原はまだまだ続きます。


しばらくして本日二度目のレール登場。
先ほどよりも渡りづらく、川も深いです…
慎重に慎重に……

竜宮小屋に到着。
この時点で2時間30分経過。


この日最後のレール。
最後まで気は抜けません。


その後再び尾瀬ヶ原を進み、
見晴小屋に到着。
この時点で3時間30分経過。


ここからは樹林帯を上っていく。
しかし、この樹林帯でルートを見失い、立ち往生。
ほとんど距離を稼げず、時間だけが過ぎていく…
この時点で5時間10分経過。

ようやくルートを見つけ川沿いに進むが、
この道がまた難関で、
道の険しさとベシャ雪の影響で大きくタイムロス。
この時点で7時間経過。


白砂田代の最後の登り。
しかし部員はかなり消耗しており、苦戦。


ようやく峠を越え一息。
しかし長蔵小屋はまだ遠い…
この時点で8時間30分経過。

なおも樹林帯を進む。
尾瀬沼もだいぶ近いです。


沼尻休憩所を越えついに尾瀬沼。
沼が凍っていたので、真っ直ぐ小屋を目指すことができました。
迂回して行かなければならなかったと思うとホントにゾッとします…
最終的に10時間30分かけて
ようやく長蔵小屋に到着。
この行程を終え、なお余力を残してそうな内田さん。スゴイ。

この日が小屋泊でよかったですな。


5日目。昨日同様晴天に恵まれた中、
燧ケ岳にアタックします。

最初は樹林帯。
まだほとんど傾斜はありません。


進むにつれ徐々に急になってきます。


スキー練習合宿にもあったような光景ですね^^;


山頂間近。このあたりから
風も強く吹き始めました。


最後はスキーをはずし、
急な岩場を登っていきます。


せっせと…


せっせと…


せっせと…

せっせと…


せっせと…


最後の丘を登って…


ついに燧ケ岳のピークに到着!

手始めに2年生恒例の上裸ポーズ。
風が強いので尋常じゃない寒さでしょ~ね(笑


いつもの記念撮影。
風の影響で中心がずれちゃいました(汗


もちろんエールも。
至仏山の想いも載せて魂の咆哮!!


内田さんも大はしゃぎ♪


大崎クンもよく分からないポーズで大はしゃぎ^^;


下山はもちろんスキーで滑走 。


雪質はあまりよくありませんでしたが、
それでもやっぱり楽しいです♪♪


最後は尾瀬沼に出て小屋に戻ります。


翌日はいよいよ下山日。
明日に備えてグショ濡れのテントを乾かしておきます。
6日目・最終日。
朝方は滝のようなスコールでしたが、時間とともに回復。
2時間遅れで小屋を後にします。


三平峠に到着。
ここからはほぼ下りのみでしたが、
やはり距離が長いので、とても疲れました…


大清水に到着し、山道は終了。
なぜか道がすっかり除雪されてしまっていたため
ここからスキーを横付けして約8キロの道のりを歩きます。

最後の最後までホントに苦しい行程でした…

今回の合宿、2年生の先輩方も久々にキツい合宿だったとこぼしていましたが、

私にとってもこの1年間で上位クラスの(特に4日目は)キツさだったと思います。

ただ、これで今年度の活動は終わりますが、最後を締めくくる合宿としては

非常に素晴らしい合宿でした。

部員の皆さま、6日間お疲れさまでした!!

コメント

やっぱり上裸はきつかった赤メガネ さんのコメント…
皆様春合宿お疲れ様です

そして浅沼チン投稿お疲れ!!

今回の合宿はホントきつかったね
新練みたいになっちゃったし苦笑

これでワンゲルでの1年目が終わり次はいよいよ新歓だね
頑張って行きましょー!!!
二キロ痩せた多摩筋 さんのコメント…
なかなか難しい日もあったけど、いい経験になったね!!

すごく、「やり通したぜ!!」って思った合宿だったなぁ~~。

とにかく、なぜ誰も尾瀬ヶ原に冬季入らないかわかったね~^^;
C1の夜はヒミツ さんのコメント…
雪山の厳しさを思い知ったでござる。
ただ、尾瀬ヶ原と燧ケ岳アタックの日はホント天気よかったね。ラリッちゃうぐらいにピカピカの青空。

来年は至仏にリベンジ!するのかぁ??

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