2015年2月2日月曜日

平成27年 冬合宿

更新が遅れてすいません。ブログ担当の神崎です。


 今回私たちは12月24日から12月31日にかけて、八日間に渡る冬合宿を行いました。
 これは白馬五竜スキー場にある法政大学所有の山小屋を中心とした活動で、小遠見山アタックばかりでなく、遭難者の捜索訓練や冬山における天幕経験など、来る春合宿への前準備の意味合いも含んでおり、2014年の最後を飾るには相応しいものであったと言えます。
 白馬五竜スキー場への出発は、24日の夜十時を過ぎたころでした。









 その後、飯田橋を経由して池袋の夜行バスに乗り込んだのですが、バスの待機所は私たちと同じく白馬五竜スキー場へ出発する人々で一杯でした。丁度シーズン真っ盛りであった事もあり、衰えぬスキー人気を実感させます。

 翌日、日もまだ差していない午前六時に目的地に着いた私たちは、身支度もそこそこに、法政大学山小屋の鍵を管理して下さっているサンマルテに向かいました。
 サンマルテを経営している方々はとても心の優しい持ち主で、来たばかりの私たちにむいた林檎やお茶をふるまって頂きました。また、先んじて送らせて頂いた鍋用の野菜などを預かってもらっていた事もあり、感謝の念が絶えません。サンマルテの方々には本当にお世話になりました。

 その後、私たちはスキー板にシールを貼り、山小屋に向けて雪の積もった斜面を登り始めたのですが、あいにく当日の天気は酷い吹雪で、視界が殆ど不明瞭といった最悪のコンディションでした。







 また、新雪の柔らかい雪に足をとられ、中々前に進むことができないなど、特に一年生を中心とした面々が前に進む事に苦労していた様子です。
 苦労はそこで終わるわけではなく、最大の難関は雪の中にその全容を殆ど全て埋没させてしまっている山小屋の掘り起しでした。
 これがまあなんといっても辛く、入り口付近の雪を各自スコップで掘り起しにかかったのですが、それだけでもかなりの時間がかかったと記憶しています。
 山小屋掃除は外観ばかりでなく、内部も含んでおり、その後私たちは山小屋内部の掃除にもとりかかりました。といってもこちらは毎年最終日に掃除している関係か、それほど苦労は感じませんでした。
 埋もれていた山小屋を内外共に綺麗にした私たちは、25日および26日に行われる天幕設営のため、雪を掘り、テントを張るための大きなスペースを作ることになりました。初日のためか、なんだかこういった準備ばかりしている気がしますね。










 冬山における天幕はかなり身に堪えるものとなりました。つんざくような強風が吹いていた事もあり、特に天候の悪かった26日の天幕組は大変な思いをしたようでした。
 幸い、山小屋には暖炉があり、薪さえあれば何時でも暖を取ることができましたが、今後こういった設備が存在しない場所に春合宿などに赴く事を考えると、少し身構えてしまいます。

 26日はスキー板、ワカン、アイゼンをどれほど早く着脱できるかという練習を行いました。





 下では簡単にできたことも、手袋をつけた状態ではなかなか上手くいかず、かなり手間取った感覚があります。また、ワカンをつけた上で周囲を歩いてみるなど、小遠見アタックを見据えての下準備もおこないました。

 丁度この日から、前日リーダーズキャンプに参加していた戸口、為村両名と合流。午後からはスキー練習を行うことになりました。












 とはいっても、この時点では経験の差からか、初級者と上級者の間には、両者を隔てる大きな谷が存在していたように思えます。上手い人はとことん上手く、下手な人はとことん下手といった有様で、何度も斜面をすっころぶその姿は、他のスキー客の目にも異様に映っていたのではないでしょうか。

 27日は一転して、ビーコン練習、ロープワーク、搬送訓練といった、冬山での活動において重要な訓練を行いました。

 初めに、ビーコンを入れたサブザックを雪の中に埋め、ビーコンを頼りに探しだすといった、雪崩による遭難者を想定した訓練を行ったのですが、これがなかなかどうして難しい。
ゾンデ棒とスコップを駆使し、ビーコンを掘り当てようとするのですが、どうしても見つからない。何とか時間内に探し当てる事に成功はしましたが、最悪の事態を考えての訓練ですので、もしもの時が起こったその時、冷静に対処していきたいと思います。

 ロープワーク訓練では、ロープを登る順序がどこであってもいいよう、綿密な練習が繰り返されました。ロープワークにおいては登る人ばかりでなく、周りの人の協力も不可欠で、この訓練では協力性を養えるものだったといえます。










 搬送訓練においては、実際に負傷者が発生した事を想定し、戸口さんに搬送される側に回って頂きました。











 この訓練では斜面にて搬送者を運ぶ事に苦労しました。ゆるやかな所であればまだしも、角度の険しい場所において無理に引っ張れば、搬送者の安全に配慮できないまま、加速と共に斜面を滑り落ちることにつながります。
この訓練においても、やはり重要な要素は部員達の協力性でした。精力的に掛け声を出し合いながら、戸口さん扮する搬送車を無事下へと送り届ける事が出来たと思います。

 28日は無事天候に恵まれた事もあり、小遠見山へのアタックを行いました。
全員がワカンを装着し、ピッケルを頼りに足を進めます。









  斜面の柔らかい雪の前では簡単に足が埋もれてしまう事もあり、かなり進みづらい印象を受けました。キックステップという、ワカンを斜面に蹴りこむ形で前に進んでいきます。
 実は前日、私たちよりも先に小遠見にアタックしているグループを見かけており、実際アタック時には彼らの通った痕跡がわずかながらにも残っていたのですが、人の通った所ではなく、あえて誰の足跡もない場所を進んでいきました。





 傾斜の険しい所が終わり、尾根に差し掛かった頃になると、道が限られている事もあり、既に人が通った形跡のある場所を進む事になります。尾根から見渡す景色は素晴らしいもので、雪化粧を施された山々は圧巻の一言につきました。




 山の頂上からみる景色も負けず劣らずといったもので、アタック予定日がこれほどまでに天候に恵まれた事に対し、私は心の底から感謝しました。
夏合宿が残念な天候に終わった事もあり、雪山で行ったエールも、どこかいつもと違った高揚感を覚えます。







 休憩やエールもそこそこに、私たちは雪洞訓練を開始しました。
こちらは、ゾンデ棒やスコップを使う所などから、どことなくビーコン訓練を彷彿とさせます。




 他にもスノーソーを使ってみたりと、雪洞訓練は面白い体験でした。雪をかきだして中にスペースを作るためか、どことなくかまくら作りを連想させます。











 これら訓練は、前日におけるものも含め、雪山での活動においては必要不可欠なものです。
 最近であれば、スキー客の遭難、古くを訪ねれば八甲田雪中行軍遭難事件など、雪山の危険性を伝える事件は数多く存在し、我々は常に不測の事態に備えなければならないと、今回の合宿で痛感いたしました。

 29日、30日においては、今回の冬合宿にご参加して下さった栗田ОBに、ど下手筆頭たる私を中心とした面々に、スキー上達のコツをレクチャーして頂きました。







 当初はスキーの『ス』の字も知らなかった初心者も、栗田ОBの丹念なレッスンにより、どうにかこうにかスキーの形を得る事が出来たと思います。
 スキー=落ちるという概念しか持っていなかった私にとって、スキーは滑るものだという常識的でありながらも大胆不敵な黒船到来は、私がスキーの面白さ、楽しさを知るには十分過ぎるものでした。ここでもう一度お礼を申し上げたいと思います。栗田OB、二日間に渡るスキーレッスン、ありがとうございました。








  また、30日は忘年会という事もあり、栗田OBは元より、山本OB、鳥居OB、大田OB、川嶋監督、吉原OB会長にも来て頂きました。
今後のワンダーフォーゲル部で活動していくにあたって、OBの方々に恥をかかせぬよう、精いっぱい頑張っていく所存であります。



 また、OBの方々にはこの日のために鍋の具材などを持ち込んで頂きました。謹んでお礼申し上げます。忘年会という事もあってか、かなり鍋も豪華で、何より量が凄い!













 鍋の味は勿論、栗田OBが仕留め、今合宿にもってきてくれました猪と熊の肉も、とても美味しかったです! やっぱりぼかぁお肉が大好きです!


 31日、最終日。
 楽しかったスキーも終わり、名残惜しいですが、スキー場を去る事になりました。
 天気はあいにくの荒れ模様ではありましたが、バスに遅れる事もなく、また怪我もなく下りる事が出来て本当に良かったと思います。

 本合宿によって培われた経験が、今後のワンダーフォーゲル部における活動に繋がっていけばと願いつつ、末筆ながら皆様の更なるご健勝をお祈り申し上げます。












2 件のコメント:

最近とびだせ!どうぶつの森やってます さんのコメント...

お疲れさま!画像貼れたね!

浅沼(H24卒) さんのコメント...

みんなお疲れ様!
アタックの景色が最高だね!

また懐かしい遠見に行きたくなりました!

Copyright © 2007HWV : Hosei Wander Vogel, club. Some rights reserved.