はじめまして。1年の益留と申します。9月5日~9月8日に行われた白馬岳個人合宿についてご報告いたします。
1日目 9月5日(木)
新宿バスタ―――白馬駅―――白馬アルプスオートキャンプ場(C1)
バスタ新宿に9時集合だったのですが、また益留が10分遅れました。夏合宿と同じ過ちを繰り返し、深い反省と己への情けなさにさいなまれながらバスに乗り込みました。
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またやらかした… |
Aコープで買い出しを行ったあと、大人の手段(タクシー)で白馬アルプスオートキャンプ場へ。きれいな沢と受付のとても親切なおじさんが印象的でした。初日は豪華に、豚肉と玉ねぎたっぷりうどん。お肉が柔らかでうまし。コンパでは内田コーチに頂いた桃をまるかじり。非常に甘くて美味でした、ごっつぁんです。
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まるっと大きな桃 |
2日目 9月6日(金)
C1―――猿倉🏔🏔白馬尻小屋🏔🏔白馬頂上宿舎(C2)
体操を終えてすぐ、タクシーで猿倉登山口へ。空は高く晴れ渡り、
目前にはこれから行く白馬岳の嶺が悠然とそびえ立っています。かなりの高揚感に包まれながら、川に沿った広い砂利道を歩き、しばらく行くと本格的な登山道に突入しました。
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登山道に入ると気合も倍増 |
白馬尻小屋へ到着。緑と岩の、表情豊かな山を背景に澄んだ渓流を眺めていると、心が洗われていくようでした。
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空がきれいだ… |
小屋を過ぎたあと、いよいよ大雪渓のお出まし!間近で見るとそのスケールに圧倒されました。左横の登山道を通った後、ついに雪渓に上陸。雪量が減っていたためアイゼンは装着せず、滑らないよう慎重に一歩一歩進んでいきます。
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上を歩くとひんやりと頬を撫でる冷気が気持ち良い
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雪渓を抜けてからテン場まではかなりの急登が続き、強い日差しとザックの重みがずしりと身体にのしかかります。
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あと少し!でもなかなか着かない… |
途中で道端のきれいな花々に心癒され、元気をもらいました。
やっとの思いで白馬岳頂上宿舎に到着。テン場は岩がちでペグは断念。狭い中に多くのテントがひしめき合っています。
夜は冷え込み、少し肌寒かったです。
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薄明かりの中、蛍のように |
3日目 9月6日(土)
C2==杓子岳==白馬鑓ヶ岳
朝起きると、鼻がひんやり冷たかった。5時出発、晴れ。テン場から少し登ると、地平線がじわじわと明るみ始め、ご来光を拝むことができました。
稜線上を進みながら、杓子岳・白馬鑓までピストンしました。杓子岳山頂間近はかなり急勾配となり、落石に注意しながら歩きました。山頂は狭く、しかし展望がきれいでした。
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地図を熟読する小口さん |
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奥に見えるは剣岳! |
白馬鑓ヶ岳山頂は杓子岳よりも広々とし、細長く伸びていました。
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絵のような雲海とシルエット
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頂上宿舎へ戻ってきた後、白馬山荘を通過し、白馬岳山頂までの長く緩やかな斜面をだらだらと登ります。頂上は多くの登山者で賑わっていました。
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今回の最高峰!気分は爽快 |
その後も、比較的なだらかな稜線上を進みます。砂礫地帯の、白い白い荒涼とした、寂しいような美しいような不思議な景色がしばらく続き、砂しかない惑星に降り立ったようで心がしんとして冴えわたっていきます。白馬の名前の由来かは分からないけれど、白い馬の背を渡っていくような気分になりました。
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ハート型の雪を発見 |
大池を眼下に見ながら、なだらかな斜面を下っていきます。
大池キャンプ場に到着。
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ぎっしりと埋まるテン場 |
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暗い中のテントもまた良いんだな |
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思わず入りたくなる、きれいで静かな池 |
最後の夕食は王道のボンカレー。コンパでは、内田コーチに小屋で買って頂いた缶ジュース(とビール)で乾杯。
4日目(9月8日)
C3🏔🏔乗鞍岳🏔🏔天狗原🏔🏔栂池自然園===栂池高原===白馬駅
大池を横目に見ながら徐々に高度を上げていきます。乗鞍岳の周辺一帯がごつごつとした
岩に覆われており、その上を滑らぬようバランスを取りながら進むのはスリル満点でした。
頂上に近づくにつれ平坦になり、見渡す限り岩だけのまっさらな大地を朝日が真正面から照らします。かなりまぶしくも、薄っすら目を開けていたくなる光景でした。
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頂上の石碑が印象的 |
その後もひたすら岩だらけ。下りとなるとさらに注意を要するため、大変神経がすり減りました。途中、天狗原で一瞬だけ木道に入ったときはまるで天国かと思われました。
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いわいわいわいわい…… |
無事、栂池自然園に到着。
20分程休憩をとり、土産を買ったりソフトクリームを食べたりと、思い思いに過ごしました。
ロープウェイとゴンドラを乗り継いで、栂池高原まで降りてきました。
タクシーでみみずくの湯へ移動し、4日分の汗を一気に洗い流します。
その後、栗田
OBの車にて白馬のプチ観光へ連れて行って頂きました。冬合宿後の定番、大黒食堂の特大カツ丼。美味しいジェラート。まさに日本昔話の風景ともいえる古い集落、青鬼(あおに)の伝統的な日本家屋と棚田、そこに根付く神社。根元からずっと水が湧き出し続けているという御神木は見ごたえありました。栗田さんの詳しい解説付きなのがミソ。
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いちめん黄金色の棚田 収穫間近か |
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栗田さん、楽しいひと時をありがとうございました!
内田コーチも、サポートに感謝します! |
今回は初めての個人山行ということで、親密な距離感、自由な雰囲気など、普段とは一味違う少人数ならではの楽しみを満喫できました。OBと初めて交流が持てたのも良かったです。また、かつてないほど気候にも恵まれ、4日間ずっと見続けた空の青さがくっ
きり目に焼き付いております。唯一の心残りはただひとつ、雷鳥が見られなかったこと
だけ!!また次回に期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。
1年 益留
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