R2年度 春合宿





皆さんこんにちは。1年の宮澤です。今回は春合宿についてご報告いたします。

この冬は暖冬で雪不足が問題になっていましたが、この合宿では寒波到来と重なりました。天候の変化が激しい冬季、どうなるのでしょうか。

2月7日(金)東京駅鍛冶橋駐車場===栂池高原


出発前に準備を整えていると、武田準OBが来てくださいました。
ケーキをいただきました
ごっつぁんです!!
この後は冬合宿と同じく、鍛冶橋駐車場から夜行バスで向かいます。

この合宿前に、個人装備の見直し(個装祭り)を行い、装備をよりコンパクトにパッキングすることができました。装備の指摘・点検をしてくださったOBの方々、ありがとうございます!
心なしか部員の表情が柔らかい
冬合宿の時よりも会話があったように思います


毛藤副監督と遠藤コーチと合流し、いざ出発です。

2月8日(土)栂池高原+++栂ノ森ーーー栂池ビジターセンター周辺C1←→栂池自然園


到着後、朝食を取り、リフトで栂ノ森に着いたら、テン場へ向かいます。

準備万端

途中、先回りした栗田OBと合流。後ろについてもらい、林道を通っていきます。

雪降る中のシール歩行
声をあげてしっかり意思疎通を行うことが大切です

今回のテン場である栂池ビジターセンターに到着。今回許可をいただいてテントを張らせてもらっています。

テン場を踏み固め、テントを張ってから風上にブロックをつくります

冬場でテントを張るのに、雪崩の危険性など周辺の危険を予測して場所を決めていかなければいけませんが、冬場の山から情報を拾っていくことは難しいです。

この後は、近くの丘まで、ラッセルの練習と滑走の練習です。

ゲレンデとは勝手が違い、うまく滑走できず転がり祭り

2月9日(日)C1、C2←→栂池自然園


前夜から降雪量が多く、夜中にテントの周りをひとかきしました。

この日は栂池自然園をラッセルで散策です。

風が強く横殴り
手先の感覚がほとんどありませんでした

蹴り上げるように進みます

徐々に晴れ間が…

その後は朝の天気が嘘のように天候に恵まれ、暖かい中進行していきます。

途中、栗田OBがここらについて説明してくれました。
ここ栂池自然園にはひとつ段差があって、上段・下段で出来上がった経緯も年代も植生も全く違うそうです。

木の見た目から過去にそこで何があったのか推測することもでき、雪崩が起きやすい場所を知ることができます。折れてしまった木は、途中から枝の生えかたも変わります。

雪で固められた謎の物体を発見
この下はどうなっているのでしょう…

ルートハンティングをしながら坂を上がり、今回の目的地に到着です。

待ちわびた快晴!

白馬岳に向けエール

行きに作った自分たちのラッセル跡を見るのは感慨深いです
なかなかうまくいかず 転がり祭り

雪ダイブのコツは新雪のぎりぎりで思いっきりジャンプすることです!

テン場に近づいた頃、天狗原付近からの見事な滑走を見ました。あんなふうにできたらなあと羨望のまなざしを向けつつ進みます。

テン場に戻り、栗田OBとはここで解散。毛藤副監督と遠藤コーチによる講習会が行われました。

弱層テスト

雪洞訓練
ツェルトはほとんど厚さはありませんが、被ってみると結構暖かいです。
好条件ではない中、要点を教示くださいました。
天候が変わりやすい冬山は、訓練が欠かせません!

2月10日(月)C2ーーー栂池高原

前夜は月がくっきり見えるほどよく晴れていましたが、寒さで深く眠れませんでした。

冬山の朝は夏とは違う格別さがあります
荷物をまとめ、いざ下山。

林道を滑っていくのは爽快です



栂池高原スキー場を通り、無事下山です。

解散式では、冬合宿を踏まえ、今回の春合宿でまた学んだこと、感じたことがそれぞれあったようです。

山は楽しむところ。栗田OBは「お疲れ様」は言わないのだそう
毛藤副監督がおっしゃっていたとおり、楽しかった事を話すことも大事です
今回、天候を含め冬山のいろんな部分に触れることができました。
課題を解決し、そこから問題点が浮かぶのは良い合宿だったと思います。
同行してくださった、毛藤副監督、遠藤コーチ、栗田OB ありがとうございました!

後日談


私たちが築いたブロック塀は数日後まで残っていたみたいです。

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