R5 新人修練合宿①
こんにちは。1年の中島です。
今回は「これを乗り切ったら真の部員だ」と言われ、まだ部員ですらなかったことに驚愕した新人修練合宿①についてお伝えします。
行程は以下の通り
6/23 夜叉神峠登山口→辻山→南御室小屋
6/24 同所→薬師岳→観音岳→地藏岳→白鳳峠→早川尾根小屋
6/25 同所→アサヨ峰→栗沢山→長衛小屋
6/26 同所→北沢峠→双児山→駒津峰→甲斐駒ヶ岳→北沢峠
1日目
甲府駅にて起床。酔ったおじさん達の「駅ビバだ。あれが夏の風物詩だ」という声で覚醒した以外は、よく眠れました。
新入部員は総重量が20㎏になる装備を背負います。法政ワンゲルのイニシエーションだそう。出発前に先輩が秤を取り出したため、重量をちょろまかすことは諦めました。いざ出発!!
シリアゲムシか?肝心の尻が撮れていない |
昆虫のお出迎えが嬉しいですね。
登り始めて1時間。衣服調整、兼、休憩。空はくもっていましたが山は霞んでおらず、景色を楽しむことができました。言いかえれば、このときは楽しむ余裕がありました。
私を含め、新入生は和気あいあいと写真を撮り、先輩や同級生と親睦を深めます。
疲労から眠りこける1年。筆者は昆虫撮影に勤しんだ |
南御室小屋に到着。到着後、霧が発生。汗ばんだ体はすぐに冷えていきます。夏に防寒着のお世話になるのは一種の贅沢なのではないかと感じます。
いたるところで様々な生き物を見ることができました。
小屋の主人に情報をいただきました。今年はまだ甲斐駒方面に入山した人がいないこと、藪漕ぎの必要性があることから急遽ルートを変更。2日目は地蔵ヶ岳をピストン、3日目に鳳凰小屋でテン泊、最終日に青木鉱泉へと下っていくことになりました。2日目のテン泊代は主人のご厚意により無料にしていただきました。ありがとうございます。
2日目
2日目は晴天の下、重い足を引きずって出発。鳳凰三山を制覇しに行きます。
森林限界の中を歩き続けます。足場は土から岩、砂へと変化していきます。
薬師岳山頂にて法政の旗と共に集合写真。近くに動物のウンコが落ちていました。
鳳凰三山の最高峰である観音岳にて気分上々な1年。この日はよく晴れており、最高の登山日和でした。
日差しは強いものの、風が吹くので体感気温はちょうど良かったです。
カオナシにも出会いました。山では何に出会うかわかりません。
地蔵岳。オベリスクが映えます。楽しそうに登る先輩。
3日目
梯子を下り、鳳凰小屋へ向かいます。重い荷物を持って真下へ移動するのはなかなか怖いことです。この日はガスっており、恐怖心をさらに煽ります。
小屋前ではフェンスで保護された高山植物(キバナノアツモリソウ)が。
湧き水は飲み水の補充だけではなく、先輩からの差し入れを冷やすこともできます。この日のために、重い荷物を持ってきてくださった先輩に感謝!!
4日目
ドンドコ沢から青木鉱泉へ。天気はくもり。下界に近づくと気温も上がるので、くもりの天気はありがたいです。
水が流れていますが、浅いためガンガン進みます。涼しい。
滝の側で一本。長い年月をかけて水流が岩が削り、滝壺ができていました。時間を目視していると思うと感慨深いですね。
正体見たり、ギンリュウソウ(ユウレイタケ)。現実とは一線を画した幻惑的な雰囲気です。
青木鉱泉に到着!!
今回は天気に恵まれ、楽しく登山をすることができました。
また、個人的には昆虫が多く見れたことも嬉しかったです。夏山最高!!
これにて新人修練合宿①の報告を終えたいと思います。次回もお楽しみに!!
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