R4 自転車個人合宿


 

 法政ワンゲルブログへお越しの皆さん、こんにちは二年生の川島です!


 私もこの部に入部してはや一年が過ぎ、四季を通してワンゲルの活動を行ってきました。春夏秋冬どの季節も譲れない良さあると思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

私は今回ご報告する活動で改めて春の良さを見つけ、さらに甲乙をつけ難い状況に陥ったところであります。

皆さんにもそんな春の風をお届けできたらと思います。今回もたくさんの写真を撮ってきましたのでどうぞ最後までご覧ください^^

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【メンバー】三年:益留 宮澤  一年:川島 高橋 林 増渕 村松 吉田 

【日程】3月25日~3月27日

【行程】下記参照

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 さて、今回の合宿の舞台となるのは「伊豆半島」です。伊豆と言えば海と山に囲まれた自然の宝庫!これが意味するところは…数々の絶景、それと激しいコースのアップダウンでしょう。

本格的な自転車合宿は今回が初となる私たちに、一体どのようなコースが待ち受けているのでしょうか・・・


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一日目 3月25日(晴れ)

 三島駅――県道21号――国道136号――函南町――伊豆の国市――伊豆市――狩野川記念公園――県道411号――松原公園(土肥)C1  

   行動時間:4h 距離:49.7km 標高差:638m↑672m↓


 タートは静岡県三島駅から。三島駅に現地集合し西回りで伊豆半島を一周していきます。多くのものは列車に自転車を持ち込む輪行で自転車を運びました。中には東京方面から自転車で直接乗り込んでくる強者も😯

輪行自体は今回が初めての経験でしたが、普段からどデカいザックやらスキー板やらを持ち運んでいる自分たちには手慣れたものです。←ワンゲルに染まってきた証でしょうか…

 一行は二班に分かれ初日の目的地である土肥港に向けてペダルを漕ぎだします。交通量の多い国道136号、狩野川の堤防、修善寺ICまでの平坦な道を快調に進みます。


 

 国道沿いとは打って変わって走りやすい!(狩野川堤防にて)


 修善寺ICを越えた辺りから山登りの気配が・・・

 所々パーティーが間延びしては立ち止まり集団がバラけないようにします。さらに進むと本格的な山登りに。箱根の山登りの比ではありませんが、ヘアピンカーブも登場!この辺りはキツすぎて写真を撮る余裕もありませんでした😵

 そして漕いで漕いで長いトンネルを抜けるとそこには峠の頂上が待っていました。この時の達成感と言ったら普段の山登り以上かもしれません!だって登りが何倍もキツいんだもの。

 峠を越えれば土肥港までひたすら降りが続きます!徒歩での山登りは降りでも登りとはまた別のキツさがありますが自転車は違います。ブレーキでスピード調節し疾走感を味わいながらライドするだけで目的地に到着してしまうとは感動ものでした。


                         

               この速度で転倒したらと思うとヒヤッとします(本合宿での最高速度:50.4km/h)


 この日の幕営地は公園(ドン!)です。あまり胸を張って言える場所ではないため日が暮れてから調理、テント設営を行います…。それまでは各々が思い思いの時間を過ごしました。

  

               

                           学生が青春を謳歌している瞬間

            

                私たちが泊まった松原公園には世界一大きな             合宿中のお風呂は正に極楽                                                 
                     花時計がありました
     

 普段の合宿では山で寝泊まりしている私たちにとって無料の水洗トイレ、水道があり、スーパーにもほど近い公園での野宿は天国のようなもので、快適な時間を過ごさせていただきました。

 それでは明日に向けておやすみなさい💤



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二日目 3月26日(土)曇りのち雨

 C1(松原公園)――国道136号――西伊豆町――松崎町――南伊豆町――県道16号――あいあい岬

   ――国道136号――下田市――マリンサイドキャンプ場C2

 時間:8h20m 距離:72.2km 標高差1110m↑1049m↓


 の日は朝3時に起床し、4時頃食事をとって、5時に出発する3・4・5(サシゴ)でスタートしました!ちなみにこれが1時間後ろにずれるとシゴロになります。どれもこれもワンゲルに入って初めて知った業界用語です。

 本日は午後から大雨の予報😣雨に降られる前に今日のキャンプ地、マリンサイドキャンプ場へ到着することを願います!

夜明け前の出発

 半島の西側を通る本日のルートは晴れていれば海の向こうに富士山を望むことができますが、あいにくの天候ですので期待できません。しかしそうならそうで、曇天ならではの風景を見せてくれるのが海沿いの旅なのです。



 光芒とそれに照らされる海

海沿いを走っている際には幾つもの峠と風情のある港町の登り降りが繰り返されます。


中央の島が「山」に見えなくもない


 雲見海岸を抜けると今度は内陸に入り長い長い峠に差し掛かります。この時、時刻は8:30を回ったころ。昨日の登りでも苦しい思いをしましたが、圧倒的に昨日よりもタフな道のりになりました。なんとか足をつかずに登り切りたいところですが、私には成し遂げられず😫

 

                    

桜と菜の花のコラボレーション


 8時間の行程ですから、道中それぞれのグループがジオパークに指定されている伊豆の自然を満喫できるスポットへ立ち寄りました。

一つのグループは石廊(いろう)崎オーシャンパークへ。ここでは「灯台の父」の設計による石廊灯台と断崖絶壁に建つ石室(いろう)神社を訪れました。

                                石廊灯台

石廊崎からの断崖絶壁

崖にへばりつくように建つ石室神社

もう一方のグループはあいあい岬を越えた先にある龍宮窟へ。ここには波の浸食作用で作られた天然のアートがあります。


上から見るとハートの形をしている龍宮窟は、
もちろん恋人たちの人気スポット💕

 さあ、時刻はようやく12時を回る頃ですが、疲労感を鑑みるともう夕方でも良い気がします。
束の間の休息も大事

もう山場は越えています、もうひと踏ん張り!!





 13時50分、マリンサイドキャンプ場に到着。この合宿の中でも一番長くハードな行程でした。無事全員たどり着けて何よりです。そして合宿前から今日は大雨との予報が出ていたので、風雨に晒されることなく走行できたのは本当にありがたかったです。お天道様に感謝!!!

到着すると先発隊の倒れ込む姿が…
今日のコースの激しさを物語っています


 テントの設営や買い出しなどをしているうちに雨がぽつぽつと、そしてザーザーとふりだしてきました。

これでは外で調理をすることはできないので、テント内で行うことになります。しかし、冬合宿中のテント生活の狭さと比べればなんのその。ミネストローネ風トマト鍋に舌鼓を打ち、コンパをして20時には就寝です。テント内には雨音が響きますが、そんなものは気にならないくらい熟睡できたのは私だけではないはず…


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三日目 3月27日(日)曇りのち晴れ


 C2(マリンサイドキャンプ場)――国道135号(東伊豆道路)――河津町――東伊豆町――伊東市――熱海市――熱海駅

 行動時間:7h25m 距離:81.5km 標高差:1049m↑990m↓


 朝は昨晩の台風並みの低気圧が過ぎ去りパラパラと小雨が降っている次第であります。天候は午後に向かって回復する見込みです。支度をして本合宿の最終目的地、熱海へ向けて張り切って漕ぎだしましょう!

 6時10分。出発から1時間ほどの地点で素晴らしい日の出を迎えました。幸先の良いスタートですね。


山で見る日の出とはまた一味違います


 本日のルートは合宿中最長の81.5kmで標高差も昨日と同程度ありますが、細かいアップダウンが多く昨日のような苦労はありません。


珍しく長い坂を登ると眼下には海に浮かぶ街の姿が


 東伊豆市に突入すると道路沿いの至る所に海鮮・干物屋があるのに気づきます。今日の予定ではお昼に海鮮を頂くことになっているので、走っていると目移りしてしまいます。待っていてください!海・鮮・丼☆



熱海に着くまでもう少しかかりそうですので
ここで今回の旅の振り返りをダイジェストでお送りします。


                      
                                 
                           
      

                       
                                  
                           
     

                        
                                 
                           
     
   
                                           
            


 さあ、203.5kmの道のりもいよいよ終わりに近づいて参りました。海辺の雄大で筋骨隆々とした崖や、海と並行して続く一本道等々シャッターチャンスを逃した風景も数多くあるのですが…


気を取り直してラストスパートです!!



熱海はもう、すぐ、そこ!

 熱海の市街地に入り大渋滞中の車を横目に熱海駅を目指します。ちょうど蔓延防止措置が明けたこともあってか、熱海のメインストリートはたくさんの方で賑わっていました。


 そしてついに…




熱海駅到着!!

 
 たどり着きました、熱海駅!!🙌🙌実はこれまでの道中、いくつかのトラブルに見舞われていたのですが、それでもなんとか全員無事に目的地に到達することができ一安心です。

それらのトラブルは普段の山行ではまず遭遇することのない平地ならではの苦労でした。しかし、逆に平地で活動していることで一般の他の方に応援してもらったりと、多くの経験をすることがでたのは大きな収穫です。

コロナ禍の影響で近年は法政ワンゲルの活動の幅が狭まっていましたが、今回の活動を橋掛けとして山だけではないワンゲルをまたお見せできたらと思います!!

 
それではまたの機会にお目にかかりましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!





おまけ


帰りには念願の海鮮丼を熱海でいただいてきました。
〆はお茶漬けにして!美味しかった~😚
ごっつぁんです!!


 






 



コメント

匿名 さんのコメント…
アップダウンの激しいコースでしたね…お疲れ様でした!
海鮮丼にお茶をかける料理は「まご茶漬け」っていうこのあたりの郷土料理です!

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