R5 夏合宿②
こんにちは~!一年の渡辺 下嶋 有田 と申します。
今回は8月上旬に行われた夏合宿②の活動記録です。曇りの日もありましたが、久し振りの北海道合宿を十分楽しめたと思います!
なお、夏合宿②は本来であれば十勝岳や、トムラウシ山系、
大雪山系南部を約二週間かけて踏破する予定でした。しかしながら悪天候のために十勝岳山系では上富良野岳~上ホロ避難小屋を、大雪山系では旭岳やその周辺の山々を縦走する事になりました。😢
[日時]
2023/8/1~2023/8/10
[行程]1日目 (8/1) 上富良野駅===吹上温泉キャンプ場
初日は天気も良く、上富良野駅で集合した後、一気に標高を稼いで十勝岳が間近に見える吹上温泉キャンプ場へ。夕暮れも非常に綺麗でした。キャンプ場の隣には温泉があり、利用する部員も少なからずいました。自分も利用したのですが‥
温泉、最高~‼でした
2日目 (8/2) 白銀荘キャンプ場===十勝岳温泉===上ホロ避難小屋
この日は朝から微妙な天気で、いつもなら綺麗に見える十勝岳山群は雲に覆われていました。晴れていてほしかったなー、という気持ちをこらえいざ出発!
吹上温泉からバスで凌雲閣・十勝岳温泉登山口に移動しました。
天気は初日に比べて悪天候でしたが、写真の様に曇り特有のおどろおどろしい山容合宿迫力満点でした。写真は「ヌッカクシ火口」という場所です。
※ヌッカクシとはアイヌ語由来の地名です。
今までの曇りが嘘のように、小屋からは素晴らしい景色が広がっていました!
上富良野の平原や、険しい山容を見せる上ホロカメットク山…
更には、我々が通ってきたヌッカクシ火口も一望出来ました!
この景色が見れてよかったです✨
又、小屋の前には大草原が開けていて美しい高山植物を見る事も出来ました!
多分ピークは少し過ぎていたけど北海道ならではの光景ですよね。小屋も比較的新しく、快適に過ごす事が出来たと思います👍
又、十勝岳噴火に備えてヘルメットが置いてあったのが印象的でした。
やっぱり噴火怖いもんな((((;゚Д゚))))
3日目
(8/3) 上ホロ避難小屋===上富良野岳===十勝岳温泉===上富良野駅===西神楽駅===西神楽キャンプ場
三日目は、山域の天気が次第に悪化する様だという事で、朝の4時40分に小屋を出発しました。
昨日は見えなかった十勝岳が綺麗に見えて良かったです!
出発してすぐに、稜線に出ます。片側が断崖絶壁で、凄くヒヤヒヤしました。
上富良野岳山頂に到着です✨
黄色い硫黄が火口壁から煙を出していて、活火山だと実感出来ました!
帰りは2日目同様、上富良野岳経由で十勝岳温泉まで下山しました。
4日目 (8/4) 休養日①
休養日を過ごす予定であった西神楽キャンプ場に到着しました。
ここのキャンプ場はコンビニが近くにあり、非常に便利であり、休養日らしいゆったりとした食事や談話を楽しめました。
5日目 (8/5) 休養日②
この日も休養日であったため、前日同様買い出しや周辺の観光、休息などで一日が終了しました。
にしてもキャンプ場は人が少なくてよかったです(笑)。北海道の森って感じがしてきれいでしたよ~。
6日目 (8/6) 休養日③
西神楽駅===旭川駅===旭岳青少年野営場
西神楽キャンプ場から出発して大雪山系北部に移動するためにテントを撤収して、出発しました。
7日目
(8/7) 旭岳青少年野営場===旭岳===裏旭キャンプ指定地
さぁ、いよいよ大雪山系北部の山行が始まりました。
前日まで続いていた大雨によって道が非常に悪く上下に続く道に小さな小川ができていました。
また渡河する場所はありましたが、みな無事に目的地に着くことが出来ました。
旭岳山頂
裏旭キャンプ場
8月8日(火) ハイライト: 白雲岳
C2
裏旭キャンプ指定地-→間宮岳-→北海岳-→白雲分岐←(ピストン)→白雲岳∥
→C3白雲岳避難小屋
コースタイム:約5時間
このようなルートでの山行を予定していたのですが、雨と風が強く稜線に出ることも不可になるほどであり、また視界も悪く少し感覚が空いてしまうと先頭の人と見えなくなるほどであり、意思疎通が取れないため、下記のルートに変更しました。
8日目 (8/8) 裏旭キャンプ指定地===北海岳===黒岳石室避難小屋
このような天気がずっと続く中、黒岳石室をめざして山行を進めていきます。
到着!!
快く石室の管理人の清水さんに受け入れて頂きました!
なんと、人数が多かったため、右の方にある小屋を隊で全て使うことが出来ました!本当にありがとうございます!
9日目 (8/9) 黒岳石室避難小屋==北鎮岳==比布岳==黒岳石室避難小屋
前日からずっと悪天候であり、一気に忠別岳避難小屋まで行ってしまって巻き返しトムラウシ山をピークに据える案も出ましたが、やはりトムラウシ山遭難事故など悲惨な事故を起こさないために、大雪山系の山を登ろうという案になりました。
比布岳では天気がとても悪くなりました。 恐らく風速20メートル毎秒あると思われます。しかし悪いことばかりではありませんでした。
黒岳石室に帰る途中 御鉢平展望台というところで、先程強風のおかげで雲がスッキリ抜けて、Windowsの壁紙の設定であるかのような北海道でしか見ることが出来ないような最高の景色を見れてとても嬉しかったです。
また夜に最高の星空を見ることができました!!
10日目 (8/10) 黒岳石室避難小屋===黒岳===層雲峡
最終日 憎たらしいほどに快晴であって、予備日を使ってトムラウシ山に行こうかなどという案などが出ましたが、このまま進んで途中で悪天候にあって停滞することがあっても、エスケープルートがないためそのまま層雲峡まで下山することを決めました。
黒岳石室の清水さんらに見送られて下山を始めました。
層雲峡に到着!
総括
天気が悪い日が続く中で先輩たちがどのように安全に山行を行うかや、ルートを再編する際のエスケープルートなどがしっかり存在しているかなど今後に向けて非常に参考になりました。
北海道の自然雄大さ、危うさなどがとても身に染みました。それと同時にまた北海道に行って山に登りたいと思いました。
また4年生の最後の夏合宿であったが夏合宿①②自転車共々誰も怪我なく無事に終わったことが何よりもの功績であったなと思いました。
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