H29年度 冬合宿 後半編
こんにちは。無事に必修科目の追試も回避して、単位もすべて取得できた(と信じたい)ので一安心できた一年の古閑です。
僕たちは昨年の12月23日から30日まで白馬五竜スキー場の法政大学遠見ヒュッテで冬合宿を行いました。前半の23日から26日までの活動内容は一年の小高が投稿しているので、そちらをご覧ください。ここでは後半の27日から30日までの活動内容を書いていきますね。
12月27日(火)
テント撤収(見返り坂)→小屋→スキー練習→小屋
この日は5時起床のはずでしたが、僕たちのテントは3時過ぎからみんな起きていました。というのも、前日から止まない雨のせいで端に寝ていた清宮さんのシュラフが完全に濡れたため我慢の限界を迎え…。なので、みんなで起きて5時までお湯を沸かして温かい飲み物を飲みながら1時間半。言葉で書くと簡単だが、テント内は何か所か水たまりができているし、小高は昨日のH野作ぺミカンカレーにやられたのか(彼はぺミカンを作った際に一度も冷凍しなかったからか、やばい臭いがしていた)、ずっと腹痛を訴え続けていたりと現状はかなり辛かったです…。
5時になってからは隣のテントのみんなをせかしつつ、急いで朝食、撤収、パッキング。雨だから濡れて寒い。冬合宿ではこの日の朝の起床から小屋に戻るまでが一番きつかったです。中学のころから雨男と言われ続けた僕は冬山でも雪ではなく雨を降らすらしい…泣
小屋に戻ってからは、中山さんと渡辺さんが遅れて参加する遠藤さんと犬飼を迎えに行き、残ったメンバーは濡れたものを干してから薪割り。小屋のありがたみを再確認しました。
遠藤さんと犬飼と一緒に栗田OBも合流して、天気も徐々に回復してきたので、栗田OBの指導のもとスキー練習へ。個別に的確なアドバイスをいただいたので、非常に助かりました。上手だと思っていた鈴木さんもダメ出しをくらっていたのでびっくりでした。
そのころ、今日から参加の犬飼は小屋近くで遠藤さんと渡辺さんと雪訓。がんばれ犬飼。
練習の途中で、間違えて渡辺さんのブーツを履いていた平野が抜けたり、犬飼たちが合流したりして、リフトが止まる16時前まで指導してもらってから、栗田OBと別れて小屋に帰還。
この日の夕食は青椒肉絲。僕が千葉東高校山岳部のときに作っていたらしいメニュー。
“らしい”というのは、千葉東の山岳部ではテントごとに食計が違うので、過去の計画書から拾ってきただけで、実際に僕らが作ったわけではないからです。なので、他の班のメニューを味見したりしてもらったりというのも楽しみの一つでしたね。懐かしい…。
夕食のあとは講習会。渡辺さんが医療講習、自分が雪崩講習、武田が気象講習を担当しました。自分で話すときにはなかなか話す内容がまとまらず、何度も詰まってしまったので次は気を付けたいです。冬山ならではの情報も多くあったので、しっかりと復習していかないと。
講習会のあとは、恒例となっているプレゼント交換。個人的なお気に入りは、
前回はコーヒー、今回は醤油、望月さんから2年連続で黒いものを貰っている清宮さんと
平野から木炭カイロ(木炭は別売り)という微妙なものを貰ってなんとも言えない表情をしている矢野です笑。
12月28日(水)
小屋→小遠見山→小屋→搬送訓練→弱層テスト→小屋
この日は小遠見山へのアタック。前日に雪が降ったので、それなりに積もった中をワカンでラッセルしていきます。
先頭は一年が交替でラッセルしていきます。できるだけ疲れをためないように、先頭はどんどん交替していきました。人数が多いとこういうときに助かりますね。
小遠見山の山頂で集合写真。ゴーグルをつけているからか遠藤さんの顔が全く見えないですね。でも暖かそう笑。
ここから中遠見山を目指してさらに進んでいきます。
油断していると先輩でも転んでしまうので気をつけないと…。
途中に捨てられていた謎のテント。一体誰が捨てて行ったのだろうか?
予定では中遠見山まで行く計画だったけれども、道が危ないとのことで途中で引き返すことに。来年はここまで全装で来るのか、また今回と同じように軽装になるのか。
小遠見山に戻ってからエール。小高のエールもさまになってきました。
小屋まで戻る途中に、武田が自分のアイゼンをズボンに引っ掻けてハードシェルが無残な姿になるというアクシデントがあったものの、小屋に戻ると、なんと少し遅れてサンタクロースが来てくれました!ありがとうございます!!!
午後は搬送訓練と弱層テストをやりました。搬送訓練は鈴木さんの指導のもと、平野を実際に運んでみました。負傷者を安全に迅速に運ばないといけないけれども、なかなかうまく運べず、平野がかわいそうなことに…。ごめんよ平野。弱層テストは、昨日の講習会でやった内容を実際に目で見ることができたので印象に残りました。来年は自分たちが指導する側だから頑張らないと。
この日の晩御飯は牛丼。山の上とは思えない出来に感動…。楽だし、失敗もないから牛丼はいいですね。
また、夜は遅れて参加した犬飼と一人じゃ辛いということで武田平野矢野も一緒に天幕。犬飼はともかく、3人は3度目の天幕お疲れさまでした。
12月29日(木)
小屋→スキー練習→小屋
この日の朝ごはんはうどん…のはずだったけれども、24日の夜になんとこの日に食べる予定だったうどんまで食べてしまった(誰か気が付かなかったのだろうか…)ため、前日の夜に用意していた野菜をつかって味噌汁と、スンドュブをいただきました。即興のわりにはうまくできたはず。
この日は一日スキー練習。ということで、栗田OBに再び指導してもらいました。天気もよく絶好のスキー日和!
スキー初心者の武田。笑顔が引きつっているように見えるけど大丈夫か?
そんな武田とは正反対に余裕な表情の渡辺さん。来年度は後輩の前で自慢げに滑れるようになりたい(多分無理…)。
午後からは河田コーチも一緒に滑っていただきました。ありがとうございます。
練習を終えて小屋に戻ったら忘年会の準備。この間、僕は上で天気図書いてましたね。久々に"地吹雪"や"霧雨"が出てきて一瞬迷ってしまったのが悔しい…。他の一年は書けるかな?
今年の忘年会のメニューはキムチ鍋でした。寒い季節にはぴったりですね。
忘年会には吉原OB会長、水越OB、栗田OB、毛藤コーチ、河田コーチの5人のOBの方に参加していただきました。ありがとうございました。
12月30日(金)
小屋→エスカルプラザ→サンマルテ→神城駅→各自帰宅
いよいよ冬合宿も最終日。朝食はお馴染みのボンカレーをいただきました。いつもお世話になっています。
23日からずっとお世話になっていた小屋とも今日でお別れです。きれいに掃除して、各自パッキングしていきます。
リフト前で全員で記念写真。
この日、ずっと下りれなかった下山コースが解禁されて滑って下山できるようになったというアナウンスが流れたけれども、風が強かったことや、全装での滑走に不安のある人が多かったため、テレキャビンを使って下山することに。小高の負担を減らそうとした鈴木さんの恰好がすごいことになりました。
テレキャビンで下山し、エスカルプラザで個装の整理をした後、みんなでサンマルテに向かい、お風呂に入らせてもらいました。一週間ぶりの風呂だったから最高!
サンマルテで解散式を行ったあと、みんなで神城駅まで向かい、各自解散となりました。
この冬合宿は、これからの冬季活動をする上での基礎となる合宿でしたが、初めての冬季の合宿だったので慣れないことも多く、始めは手間取ってしまいました。それでも、日に日に知識を吸収していけたと思うので、これからの冬季活動、ここでの知識を生かして楽しく安全なものにしていけるようにこれから頑張っていきます。最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
コメント
寒いし、焼けると皮膚は痛いし。
雪山で晴れたら日焼け止めなんて気休め程度だから、布で隠さないと(´・ω・`)
GWはあったかいから夏用のハットかぶったよ。良い感じだった!