H29年度 GW合宿





 こんにちは。先日、昨年大ヒットした映画「君の名は。」の主題歌を歌っていたことで有名なRADWIMPSのライブに参戦し、半年分のエネルギーはチャージできました、古閑です。音楽ってすごいですよね。聴く人を元気にさせたり涙させたり。

 さて、僕たちは5月4日から7日にかけて群馬県の至仏山に行って、今年度最後の冬季活動をやってきました。




5月4日(木)
飯田橋駅高崎駅■□■沼田駅

 出発は夜だったので授業後に集合です。世間はGWで連休を満喫していても授業はありました。せっかくの祝日なのになぜ授業…。



 前回の反省を活かし、集合時間の19時には全員が準備を終えて集合できました。中山先輩と小高は高崎駅で合流のため、他の部員で出発式を行ってから飯田橋駅へ向かい、電車の旅の始まりです。


 冬季活動では荷物が多いので、電車での移動は苦痛です。帰宅途中のサラリーマンの方々にはご迷惑をおかけしました。



 カモがネギを背負う…笑。








 高崎駅では無事に中山先輩と小高と合流できました。








 この間、清宮先輩と渡辺先輩は改札出てから松屋に行っていたそう。牛丼おいしそうだ笑。








 飯田橋を出てから約3時間30分。ようやく沼田駅に到着です。疲れた









 今夜の就寝場所。思っていたよりも寒く、みんなシュラフを取り出してから就寝です。







 ところで、沼田といえば河岸段丘が有名ですよね。受験で地理を勉強していたときにやったな~と思う人もいるでしょうし、地理学科の方々はもちろんご存じでしょう。でも、地理をまったくやっていない人は河岸段丘とは何ぞやと思っているはずなので。

『◆河岸段丘とは

 昔々、沼田一帯は大きな湖でした。長い年月の間に、湖に流れ込む川が泥や砂を運び、次第に埋め立てられて、湖は平原へと姿を変えました。
 その後、平原の低い場所に水が流れるようになり、現在の利根沼田地域を流れる利根川・薄根川・片品川が生まれました。それぞれの川の両岸では、棚田のような階段状の地形を見ることができます。川を底辺としていくつもの段が重なったこのような地形を河岸段丘といいます。
 河岸段丘が発達した利根川は、板東太郎の異名を持つ利根川水系の本流です。大水上山を水源として関東地方を流れ、太平洋に注いでいます。みなかみ町月夜野の赤谷川との合流地点周辺に、見事な段丘が広がっています。
 薄根川は、武尊山を水源とし、川場村を流れて沼田市内で利根川に合流する支流のひとつです。沼田公園や上川田から三峰山の麓を見ると、川沿いに広がる河岸段丘を見ることができます。
 片品川は、黒岩山を源流とし、片品村を流れて沼田市内で利根川に合流する支流です。川沿いには、広さ、高さともに第一級の沼田面

や、日本で最も見事な河岸段丘の一つとされている昭和村の生越から貝野瀬にかけての段丘など、多くの美しい河岸段丘が分布しています。
 河岸段丘はいわば、何万年、何十万年をかけて自然が作り出した芸術です。特に利根沼田地域の河岸段丘は雄大で見事な景観であることから、日本一美しい河岸段丘とも評されています。』(http://www.oze.or.jp/~yukemuri/sizen/k/ より引用)

 他にも、沼田は真田とゆかりがあり、「天空の城下町」としても有名なので、興味がある人はぜひ調べてみてください。

 


5月5日(金)
沼田駅===戸倉===鳩待峠―――山ノ鼻


 6時過ぎのバスに乗るために5時に起床してシュラフなど片付けます。






 朝から気持ちよすぎるぐらいの快晴です。









沼田から戸倉を経由し、鳩待峠まで向かいます。道中の車窓からは桜も見ることができました。







鳩待峠に着いてから、各自準備していきます。




 完全防備の小高。強そう…笑。








 9時過ぎには準備を終えて出発。山ノ鼻までスキーで滑走していきます。が、GWということもあってすれ違う人も多く、僕ら2年生がたびたび転んでしまったり、シール無しの全装で上るには難易度が高い坂の前で板を外したりとしていたら、けっこう時間がかかってしまいました。








 一度転ぶとなかなか立てない…。








 滑走もまだまだ不格好ですね…。








 2年生のエース()武田も疲れ切ってます笑。









 上級生はいつだって元気です。見習わなくては…。




 山ノ鼻に到着する手前で河田コーチにお会いして、そのまま山ノ鼻まで同行してくださいました。









 山ノ鼻直前の橋には雪がなかったので、板を外して渡りました。




 そして、12時過ぎに山ノ鼻に到着できました。




 山ノ鼻まで同行していただいた河田コーチに写真を撮っていただき、差し入れもいただきました。ありがとうございました!





 テント設営後は尾瀬ヶ原を散策しました。僕は高校の山岳部の合宿で初夏の尾瀬には来たことがありましたが、残雪期になると印象がぜんぜん違ってびっくりでした。
 その後、17時前には夕食として鍋を食べ、明日に備えて就寝となりました。

5月6日(土)
山ノ鼻―――至仏山―――山ノ鼻
 予報では午前中は天気がもちそうということだったので、3時に起床して準備します。



 朝は毎度お馴染みボンカレー。いつもありがとうございます!





 5時には尾瀬ヶ原に入り、至仏山山頂に向けて出発しました。









 北東斜面をひたすら登っていきます。




 振り返るとかすかに残る朝焼けが綺麗です。









 樹林帯を抜け、斜面が急になってくるとともに風も強くなってきましたが、道を巻きながら進んでいきます。




 僕が撮った中では今合宿のベストショット。矢野の遠く後ろにそびえ立つ燧ケ岳。








 出発から約3時間半、山頂に到着しました。岩肌が見えてて冬山感がない…笑。









 注)岩肌が見えていますが、5月の残雪期の山頂です。






 
 山頂で集合写真を撮り、小高によるエールを行ってからスキーで滑走して下っていきます。











 2年生も軽装での滑走はスムーズにできました。転びはしましたけど。気持ちいいー!!








 はじめは不安そうだった小高も上達していました。僕よりスピード出してましたね笑。









 上級生は余裕そうです。どんどん下っていきました。


 山頂を出発してから1時間半足らずで山ノ鼻に戻って来られました。そしたら、すぐに雨が降ってきたのでその後は各自テントで自由行動となりました。


 17時前には夕食としてエビチリを食べ、そのまま就寝となりました。






5月7日(日)
山ノ鼻―――鳩待峠===沼田駅


 この日も3時に起床してテキパキと朝食と撤収を終わらせていきます。








 9時過ぎに鳩待峠を出るバスに乗るために、余裕をもって5時には山ノ鼻を出発しました。









 まだ朝早かったので、雪はカチカチに凍っていて歩きにくかったですが、それでも順調に進んでいきました。





 途中、傾斜が急になる前の1500m地点で一本。行きにあれだけ時間がかかったとは思えないほどには順調です。

 

 が、ここから道幅が少し狭くなってきたところで、小高が転んだ拍子にストックを斜面の下に落としてしまうトラブルが発生。幸い、斜面もそこまで急ではなく、まだ取りに行ける位置にあったのでそれを取りに行くなどしたため、ペースが落ちてきました。





 それでも、7時過ぎには全員怪我なく鳩待峠に着くことができ、各自少し個装をまとめてから解散式もここで行いました。
 帰りは路線バスで帰る予定だったけれど、乗合タクシーが沼田駅まで直通で安く送ってくれるとのことだったので、お言葉に甘えさせていただきました。




 その後、温泉で汗を流してリフレッシュしてから、沼田駅近くの「山彦」というお店で昼食にしました。このお店はワンゲル盛りしてもらえることで知られているらしく、上級生はみんな来たことがあるそうで…。一体、何代前の先輩から通っているのだろうか?
 また、野呂先輩からいただいたお金はここで食事代として使わせていただきました。野呂先輩ごっつぁんです!!!





 このGW合宿が今期最後の冬季活動だったので、次の冬季活動からは1年生が参加し、自分たちは指導していく立場になります。まだ不安な点も多いけれど、法政ワンゲルの歴史に泥を塗ることがないように努力していきます。
 また、ここからは夏の台湾合宿に向けて気持ち切り替えて、夏に楽しめるように準備を万端にしていきます!

 以上、読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

コメント

カモネギ さんのコメント…
忙しい中ブログ投稿お疲れ―
だれがカモじゃ!!
田町の細マッチョ(時々小金井に出張中) さんのコメント…
ブログと天気図講習おつかれ。装備が重くても立ち上がれる気合いと根性と筋肉をつけましょう。
滑りは余裕だが… さんのコメント…
むしろあれだけ転んでも行動できる皆の体力が凄いなと思いました。

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