H30年度 秋合宿

どうも、三年の平野です。最近どこかで見たばかりだって? 気のせいでしょう。

今回は4年生最後の合宿となる秋合宿。
場所は新潟県の火打山、妙高山です。

どちらも有名な百名山ですが、ことに妙高山には前々からいつか登りたいと思っていました。大学から登山を始めた私にとっては多くの山は未知の山稜なのですが、妙高山はそう、小遠見山から見えるんです。

法政大学遠見ヒュッテのある小遠見山から見えるということは、冬合宿の度にその山体を拝めるということ。軍艦などにも借用されている山名ということもあり、私にとって妙高山はいつか登ってみたい山の一つでした。

(行動概略)
移動日①
9月27日(木)バスタ新宿(23:35発)===長野駅(翌5:08着)


最後の合宿にテンションのアガる4年生。
こんな石川さん、見れる機会は四年間でも片手の指で数えられます。


まずは、夜行バスを使ってバスタ新宿から長野駅へ。

行動日①
9月28日(金)===長野駅(5:08着/6:24発)■□■妙高高原(7:07着/7:20発)===笹ヶ峰(8:10着)―――黒沢―――十二曲り―――富士見平―――高谷池ヒュッテC1←――→雷鳥平←――→火打山


妙高高原駅からは、少し変わった電車に乗りました。


赤くてガッタンガッタン揺れるやつです。びっくりします。
しかし鉄道マニアではないためそれ以上の知識がありません。残念。
渡辺さんや五十嵐さんにでも追記を求めておきます。


バスも利用して移動し……。



雲間に晴れた笹ヶ峰のキャンプ場に到着。
登り始めます。


前日までの影響で序盤の木道は滑りやすく、注意が必要でした。
傾斜がきつくなった十二曲りからは、ぬかるみとのダブルパンチ。



紅葉もあり、景観はかなりよかった方だと思うのですが、見た目よりも疲れました。
秋合宿は比較的落ち着いた山行になることは多いものの、油断はできません。


それでこそと、気合は十分。


川を越え。




景勝を眺め歩き。



翼を広げ。


まずは、拠点となるキャンプ場へ到着です。



高谷池ヒュッテは、その名の由来である高谷池がすぐ隣に広がるテン場です。
水源も高谷池。ちょっぴり不安でしたが、直飲みも避けたためお腹は壊しませんでした。


ザックを降ろし、軽装に切り替えて高谷池→雷鳥平→火打山山頂へとピストンを行います。ちなみにネタバレ、今回は雷鳥には出会えませんでした。夏合宿の雷鳥沢では何度か見かけたんですけどね。



道中にあった、観光名所であり国立公園の天狗の庭。
標高2110メートルです。いい名前ですね。



配色がいい感じな武田君。
サブザックが曲がってなければ完璧でした。


他の登山者の方とも擦れ違いながら、一時間半ほどかけて登り……。


曇ってはいますが……山頂です!


一枚、パシャリ。


帰り道。


4年生にとっては、これが最後の夜になります。
色んな話をしました。


テン場に帰還後、食事までの待ち時間に誰かが撮ったパノラマ写真。
たまには、こういうのもいいですね。


行動日②
9月29日(土)C1―――黒沢池ヒュッテ―――大倉乗越―――妙高山―――天狗堂―――麻平―――燕温泉

この日は、念願の妙高山に登ります。
3時30起床。寒かったものの、結構よく眠れました。



レーダー基地のような形をした黒沢池ヒュッテ。
ここに到着するまでには日が昇っていました。




山頂に到着!
しかし、凄まじい風でした……!


吹きつける雨、凍える体! 
矢も楯もたまらず、逃げるように下山を開始します。


けれど。


ふと振り返ると、いつしか晴れ間が。

山の景観は美しいものです。何度眺めても、何度登っても。
不思議なほどに、心を打ちます。

我々が変わろうとも、その眺めだけは、変わることなく。


分岐を抜けて。


山を降り。
四年生の、最後の合宿が終わりました。


ですが、山がそこにある限り。
どこかの山でまた会うことになるのでしょう。
それが、ワンゲルという生き方ですから。

三年間、お世話になりました!

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