R7夏合宿 (北アルプス)③






夏合宿の8日から11日までを担当します。1年宮林です、よろしくお願いします。


行程

8月8日

三俣山荘C4ーーー黒部源流碑ーーー岩苔乗越

←一→水晶小屋←一→水晶岳ーー一祖父岳ーーー雲

の平テント場C5




 8月9日


雲の平キャンプ場C5ーーーアラスカ庭園ーーー薬師沢小屋ーーー太郎平小屋(歩荷回収)一ーー薬師峠テント場C6



8月10日


停滞日



8月11日


薬師峠テント場C6一ー一太郎平小屋一ー一折立登山ロ===富山駅



8月8日

雨が降っている中行動を再開。

黒部川までは急で長い岩場があり、すれ違いが多かった。特に急な岩場でのすれ違いや、幅が狭い場所でのすれ違いに時間がかかりなかなか進まなかった。1本を取るも、雨で体が冷える為早めに切り上げることになり、あまり回復できなかった。


なんとか黒部川源流に到着。

増水は既に引いており、渡渉しやすかった。



朝から雨が降り続け部員達は震えていたが、渡渉してからだんだん晴れてきた為長めの休憩を取り水晶へ向かうことに決定。

水晶へ向かう際、既に下山していた先発隊とすれ違い晴れていることを確認したが、後発隊が登る頃にはだいぶ曇ってしまった。 



山頂近くの小屋まで行くと少し晴れた。


ちょうど山頂から帰ってきた頃、ヘリで小屋へ荷揚げがあり、ダンボールを運ぶのを手伝った。

日が傾いてきていた為急ぎ気味で雲の平のまで戻った。


雲の平山荘はとてもきれいだった。本を読めるスペースや食堂があり、くつろぎやすい。





 

8月9日

雲の平を5時に出発。アラスカ庭園までは木道を歩いた。平坦だったが木が濡れていて滑りやすく、後発隊の半分近くが同じ場所で転倒するなどのトラブルが発生。怪我人はでなかったが、普段と違う状況では隊全体で気をつけていきたい。


アラスカ庭園からは400mの下り。岩は苔がむしており、滑りやすくなっていた。慎重になるあまりペースが落ちてしまい、隊の配列を変えたりトップを変えたりしながら進んだ。途中捻挫や登山靴のソールが剥がれる事態などがあったため、薬師沢小屋まで向かい、テーピングや登山靴の簡易的な修理を行った。



ちょうどヘリが来たため長めの休憩を取ることができた。


太郎平小屋までは登りが続いたが、ペースを緩めることで比較的楽に進むことができた。歌ったり雑談をしながら歩いているうちに小屋に到着。ここで勝山さんと合流。

悪天候の予報が出ており3、4年は会議を開きこの時点でほぼ停滞が確定した。翌日の行動は小屋の人にも止められていた。


8月10日


悪天候の為停滞。土地の低い場所に立てたテントは浸水しているらしかった。テントに集まり大富豪などをしていたがこの時点でだいぶ底がタプタプしていたが、一部の人たちがダムを設立してくれたおかげでだいぶ耐えることが出来た。



8月11日

朝起きるとテントが浸水しており、シュラフカバーを貫通しシュラフまで濡れていた。ダムは既に決壊しており、別のテントは浸かることができるほどの水溜まりができていた。


雨のなか下山した。木道は滑りやすく、土はぬかるんでいて歩きづらかった。序盤で1人滑って負傷した。しかし先発隊に遅れを取る事はなく、それなりのペースで進むことができた。木道の先は所々雨によって川や滝ができており、水の中を進むことになった。下るにつれて泥が増え、歩きづらかった。


無事バス停に到着。


まだパラパラ小雨が降っていたがだいぶ雨はやんだ。相乗りのジャンボタクシーで帰る人とバスで帰る人に分かれ、解散。


なにかとイレギュラーの多い合宿でしたが、先輩方のおかげで雨の日の山の登り方や怪我人が出た時の対処法など、様々なことを学べました。剱岳に登れなかったのは残念でしたが、今回の合宿を活かしていつか登りたいです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。






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