R4 春合宿

こんにちは。新3年の大塚と申します。

活動ブログを書かなければと思いつつもダラダラとしていたら新学期は始まってしまい、気が付けば私の学年も年齢も数字が一つ増えてしまいました。時の流れというものは儚いですね。

 

 

私は何を言っているのでしょうか。

 

今回、私からは2月に行った春合宿の活動報告をしていきたいと思います。

山域は菅平高原根子岳、しっかりとした雪山でした。

 

【期間】

令和4年(2022年)21日(火)~同年23日(木)

【行動計画】

21日(火)

東京駅・上野駅・大宮駅=🚄🚄🚄=上田駅=🚌🚌🚌=奥ダボススノーパーク(行動開始)――第一リフト終点――根子岳避難小屋[C1]

 

22日(水)

根子岳避難小屋[C1]――根子岳山頂―⛷―菅平牧場東屋付近[C2]

 

23日(木)

菅平牧場東屋付近[C2]―(往路)―根子岳標高2,050m付近―(復路)⛷―[C2]―菅平高原ダボスバス停=🚌🚌🚌=上田駅

 

 

1日(火) 1日目

この日の集合は本来であれば東京駅でしたが、私含めお金や時間を節約したい部員は最寄りの新幹線駅からの乗車となりました。

その後は順調に全員上田駅へ到着、ジャンボタクシーで奥ダボススノーパークに到着した後、シール歩行による行動を開始しました。この日は天気に恵まれ、シール歩行中は少し暑いぐらいでした。それに、この付近には「スノーキャット」と呼ばれる乗り物が奥ダボススノーパークから根子岳山頂まで運行されていて、登山道がほとんどガチガチに圧雪されていました。それもあって進行速度は結構早めでしたね。

本当に道が圧雪されていて、逆に圧雪されていない場所を探すのが難しかったぐらいでした。決してラッセルをサボったわけじゃありませんよ。

↑シール歩行中の一枚。いい天気!

↑奥ダボススノーパーク第一リフト終点付近での一枚。たのしそう

しかし、根子岳避難小屋[C1]に近づいてゆくにつれて雪が降り始め、しばらくして太陽は雲に覆われてしまいました…

やはり雪山登山。一筋縄ではいきません。

それでも隊は列を乱すことなく進んでいき、圧雪の影響もあって予定よりもやや早く目的地へ到着することができました。

↑根子岳避難小屋[C1]到着時の様子。先の二枚の写真とは様相が全く異なる

この日はテント設営後に滑落停止訓練を少しだけ行いました。ただし、傾斜が足りておらず、うまく滑落できなかったのもあって形の確認だけでした。滑落停止訓練なのに頑張って滑落しようとしている…自分たちは何をしていたんでしょうか。(笑)

 


2日(水) 2日目

2日目午前中の空模様

うーん、視界が悪い!

この日は朝から雪が降り、風も吹き、やや厳しい天気でした。前日の午前中はあんなに晴れていたのに…

それに根子岳は中腹付近から樹林帯が切れ、笹藪地帯になります。冬季において笹藪というものは雪に埋もれてしまうもの。つまり障害物がなく、吹きさらしの状態になるということです。いや~~~寒かった。

今振り返るとこの日の午前中が一番危険でしたね。私たちは視界不良の中、道標である看板を探しつつ根子岳山頂を目指しました。

気象遭難レベルのヤバい天気ではありませんでしたが、一時道迷い状態になりかけました。コンパスと事前情報を頼りにしてなんとか山頂へはたどり着けましたが、あれは正直ヒヤリハットと言われてもおかしくありませんでした。

↑午後の滑走中の一枚。一時停止して後続を待っている。

山頂に到着したころはまだ曇天模様でしたが、午後になって山頂から麓へ向かうためにスキー滑走を始めると徐々に天気は回復。視界も良くなりました。ただ、3年生以外のメンバーは初めてのバックカントリー経験というのもあって進行スピードはかなりゆっくり。

そして、ここで第二のヒヤリハットが発生。登山道は稜線に沿って続いていたのですが、途中で稜線側の道に気付かずに沢地形を進んでいることが判明。上級生の気づきで回避することができましたが、その分余計に時間と体力を消耗。進行スピードが遅かったりトラブルが発生したりもあって、キャンプ地に到着したのはなんと16時。みんな疲労困憊でした。

↑菅平牧場東屋付近[C2]の写真。疲れていたが、景色は良かった。↓



3日(木) 3日目

この日は元々四阿山の方へ向かう予定でしたが、技術や体力の面で上級生が不可能と判断。その代わりに前日に辿ったルートを軽装備で可能な限り戻っていき、そこから折り返してスキー滑走を行うというものに変更されました。

隊は日の出より少し前に出発。この日は1日目の午前中並みの晴天。時間の都合から山頂までは行けずに2,050m付近で折り返すことに。

ここで後ろを振り返ってみると…

いい景色!

この後は前日同様バックカントリースキーで降りていったのですが、この日は軽装備での行動というのもあって、よりエクストリームな滑走となりました。

 

その後はテントを撤収、装備をすべて背負って根子岳登山口まで滑走。

その後はスキー板やブーツの重さに文句を垂れながら奥ダボスバス停まで徒歩で向かいました。正直、体力的にも荷物的にもここが一番辛かったです…。

↑根子岳登山口での一枚。こんなに気持ちの良い天気だと疲れも吹き飛びます!

まあ、その後バス停までの道のりでまた溜まったんですけども…

 

以上、春合宿の活動報告でした。途中トラブル等ありましたが、結果的に怪我人はゼロ、そして、バックカントリーや雪山生活に関する多くの経験を得ることができました!

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